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「TOCOJAWS 2022の雑感~toconomaに痺れて、絶望したノ巻~」

 ご無沙汰しています。吉田です。
一週間に一回記事を投稿することを目標にしていた矢先、一ヶ月が経ってしまいました。実は下書きは二つほど書いたのですが内容がいまいちだったのでボツにしました。精進します。

 というわけで今回ははるばる大阪まで『toconoma presents TOCOJAWS 2022』に参加してまいりましたので与太話満載の雑感を綴ります。よろしくお願いします。


四年ぶり大阪訪問。

 前回大阪を訪れたのはNegiccoの味園ユニバース公演以来でライブ遠征以外で行かないことでもお馴染みの大阪です。陽の者達はユニバに行くんでしょうけど、陰の者である我々は気になるライブがないと一切縁がなくなります。かつてアイドルにのめり込んでいた頃は月一で大阪に行ってアイドルちゃん達にジャージャーしていたあの頃が懐かしいです。

大阪と言えば遠征中に一人で心斎橋のカプセルホテルに泊まった時に、「お金ないねん 困ったな~」と独り言をぼやくホームレス的な男性がホテルの受付でうろうろと物乞いをしていて、翌日大浴場でその男性が何か大きな仕事をやり切ったような清々しい表情で湯船に浸かっていて大阪の洗礼を受けた思い出があります。どうでもいいですよね。


対バン誰やねん問題

 ここで一つ気になる事と言えば今回のライブのゲストが誰なのかというところで、前回のTOCOJAWSはコロナ前散々におわせていたspecial othersがゲストで、じゃあ今回は大阪での開催ということで私は大阪を代表する傾奇系ギャラクシーアットホームバンドneco眠るだと予想してました。
necoさんは以前にライブで、まるで病院から抜け出してきた入院患者のような格好をしたギターの方が「俺たちがneco眠るだッ!!!!!!!!」とその風貌から本気なのかギャグなのか分からないイケイケな若手バンドのような自己紹介をされて私の胸をザワつかせました。大好きですneco眠る。

写真だとかっこいい

このスーパー玉出感最高ですよね。


ゲストはBRADIO。巡らせる邪推。

 日本のバンドミュージックには大きく分けて二つの家系図があり、一つはロッキンオンジャパンの系譜、もう一つはフジロックの系譜です。
バリバリのフジロックの血統のtoconomaから考えるとBRADIOという人選は超意外であります。突拍子も無さすぎてライブでtoconomaのメジャーデビューの発表でもあるんじゃないかと邪推を巡らせてしまいます。

Funky Partyスタート BRADIOスタッフがGJ!!

 雨の予報が晴れました。サングラスを忘れた事を後悔しながらBRADIOのステージがはじまります。始まって早々ベースの音が物足りなく感じます。funkサウンドでベースが小さいのは肉が少ない牛丼と同じです。そこにBRADIO CREWと書かれたTシャツを着てる男が現れて少し立ち止まってまた立ち去った後ベース音が大きくなりました。スタッフGJ杉ワロタ。知らんけど。

音楽的な基準でボーカルを採点したら、私が今まで観てきた聞いてきたボーカリストの中で一番上手いと思います。
ですが、それ以外の感想は特にありませんでした。ベースもギターも一級品でしたが特に感情が揺さぶられるプレイではありませんでした。内容は一見さんを意識したセットリストなのかとにかく上ゲ上ゲなナンバーの連続で私としては物足りなさを感じてしまいました。私は真行寺さんの高音が好きなのでもっとやってほしかったし、会場全体を一人残らず盛り上げてやるという意気込みより、彼らの高度な音楽でメジャーアーティストの力の差を見せつけてインディ至上主義者である私を絶望させてほしかったです。LA PA PARADISE生で聞きたかった。



お待ちかね私たちのtoconomaの御成

 toconomaのライブはvistaリリースツアーの名古屋公演ぶりです。広くぼんやりと音楽を聴く私が好きと公言できる数少ないバンドのひとつです。私は好きなアーティストのコンサート程会場後方で彼氏面をして見たいタイプなので後方へ移動。今回は妻君から後ろに行こうと提案がありました。こいつ成長してやがるッ!!!さあ、ステージが始まります。
完璧です。The Greatest Showtimeでした。新曲もやってくれました。いつものtoconomaっぽさと流行の音を取り入れた曲に仕上がっています。リリースが楽しみです。
一つ私が思ったことは、reliveの最後のサビ前の石橋氏のギターに入る前に一回音止めてMCを入れるのは寸止め食らって絶頂を迎えられないのでやめてほしいです。

ハイボールが最高に美味く感じるchillingでluxuryな時間でした。

私たちはどこにいるでしょうか。


私たちの夢の権化であり音楽の厳しさの象徴である。

 まもなく三十路を迎える私は音楽が忘れられない。私と同じ境遇をもつ方は少なくないと思います。そんな私からすると普段は社会に出て生活をする傍らバンド活動をしてローカルから国内外に活動を広げ、業界のみならず世間一般からも一目を置かれる存在のtoconomaは夢であり憧れであります。しかし、彼らがtoconomaというバンドのために費やしてきた時間や労力、犠牲にしてきたプライベートを考えると私には到底真似できません。本人たちは今回の素晴らしいステージにたどり着くまでに、どれほどの地道な努力と苦労を重ねてきたかその果てしない道のりを想像するだけで絶望してしまいました。だからせめて私はいつか訪れるかもしれないtoconomaの完結の時まで応援していこうと思います。

素晴らしいライブをありがとう。


余談

 ライブの帰りに寄ったお好み焼き屋さんが絶品だったなあ。

激渋グルメ最高!
ねぎ焼きとカレー焼き

一泊して翌日は大阪観光をしました。学びの多い観光だったので後日またnoteにまとめておきたいと思います。

ご精読ありがとうございました。それでは。

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