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15年くらい前に思いを馳せて

憂鬱sam

タイトル:「憂鬱」
セーラー服に尻尾のリボンが愛らしい黒いオオカミ達。
トノサマガエルのオタマジャクシ、カナブンの幼虫、タヌキの第一頸椎、白紙の本。
5月特有の麗かさと憂鬱を表現しています。

2020.10.30(金)~11.1(日)に地元・広島で今年も個展を開催します。
そのメインテーマにこの絵を選んだ経緯を記念としてnoteに書いてみました。

15年くらい前に思いを馳せて

毎日セーラー服に袖を通していた少女だった頃の記憶は、私にとってとても苦しく重いもので、その頃の事を中々表現に出せるものではなかったのですが30歳になる区切りとして思い切って制作した一枚です。

学校生活というものの性質・喧騒についぞ馴染めず、沢山の傷を抱えた少女でした。
学校の図書館の豊かな蔵書と古い木造校舎の香りをよすがに、なんとか呼吸をしていた日々でした。

そういった記憶を糧にしたものが、このような姿になった事は私にとっては意味深い出来事となりました。

制作中は当時の記憶に触れて苦しかったとはいえ、制作の動機のわりにある種の清々しさというかポジティブな気持ちで描いた絵です。

この絵を見た方が楽しんで見てくれたり、描かれた経緯に関係なく、その人だけの感想を持ってくれればいいなと思っています。

上にも書きましたが、今年30歳になる年でして、11/2が誕生日なので節目としてこの日に近い日程で個展が出来たらいいなと思っていたので開催できる運びとなり大変嬉しく思っています。

10代の頃は自分のような性質の人間が30歳まで生き延びられると思っていなかった。
しかも絵を仕事にしてるなんて絶対信じないだろうなあ。
そんなある種の驚異も込めて、30歳を目前にして3回目の個展のメインテーマにこの絵を据えたのでした。

この絵は「同じ絵をモノクロとカラーでそれぞれ雰囲気を変えて制作する」というテーマで仕上げた、新作カレンダーの絵のうちの5,6月の絵のカラー版です。
カレンダー等に使用しているモノクロ版とも是非比較して見てみてくださいね(minneCreemaでもお求めいただけます)

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個展、コロナ禍の中ではありますが、お近くを通られる際は是非遊びにいらしてください。

峰雪mineyuki個展「made blue展3」
・日時
2020.10.30(金)~11.1(日)
12:00~17:00
・場所
木村兄弟雑貨店(広島県広島市中区東千田町2-13-18)

開催についての詳細→https://mineyuki.blue/blog-soloexhibition-2020/

sam-2020個展DM-omote

sam-2020個展DM-ura



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