少年の詩

少年の詩

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耳の中、爆発した⁈

幼少の頃時々、全ての声や音がめちゃくちゃ 大きく聞こえてくる現象に悩まされていた。 閉め忘れた蛇口から溢れる水の音が 滝のように聞こえたり、、ホンマに家ごと流されるんちゃうか思うくらい。 家族の食事の音が 工業地帯のイカつい機械音みたいに聞こえたり、、 家が大きい何かに取り壊されるちゃうか思うくらい。 中に人が居ます! 今、壊すのは一旦やめて下さい!くらいに、、 人の会話が、聞き取れない程大きい。 大きいというか、スロー再生したみたいに、 うぉーぅうぉーぅうぉーって聞

    • 心のカタチ

      「なんでそんなことになんねん、、、」 心の声が漏れるように出たことがある。 あくまでも 「なんでそんなことになんねん‼︎」ではなく ※イメージとしては、地べたに座って片膝を立ててもう片方は伸ばしたまま、壁にもたれて後頭部も壁につけて、斜め上45度見上げながらの、、 「なんでそんなことになんねん、、、」 事の始まりは、高校生の時。 体育の授業で準備体操をしていて、、 「だるない?」 「なぁ?」 「なぁて!」 俺は、隣で体操してる友達に一方的に話しかけていた。

      • 不屈の精神。

        「俺は、絶対普通の大人にはならへん!」 十代半ばを過ぎた頃、母に口走った言葉を思い出す。 あの頃の俺は、ネクタイ締めて会社に勤める、 いわゆる普通のサラリーマンになるのが嫌やった、、 誰かに決められた時間に、決められた経路で、 決められた服装で、決められた場所に行って 決められた事する。 そんな誰かに決めらて生きるなんか考えられへん。 「そんなオッサンなりたない。         絶対ムリ。」そんな風に思ってた、、、 おい!あん時の俺!それ、ほとんど今の俺やぞ!

      耳の中、爆発した⁈