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不屈の精神。


「俺は、絶対普通の大人にはならへん!」


十代半ばを過ぎた頃、母に口走った言葉を思い出す。

あの頃の俺は、ネクタイ締めて会社に勤める、
いわゆる普通のサラリーマンになるのが嫌やった、、

誰かに決められた時間に、決められた経路で、
決められた服装で、決められた場所に行って
決められた事する。

そんな誰かに決めらて生きるなんか考えられへん。

「そんなオッサンなりたない。

         絶対ムリ。」

そんな風に思ってた、、、





おい!あん時の俺!

それ、ほとんど今の俺やぞ!

よくもまぁ、よう言うてくれたもんやで、、

でもお前もホンマは分かってたんやろ?
少なくとも、こうなるかもせぇへんなー
くらいは思てたやろ?

ただ諦めんのが嫌やったんやんなぁ

気づいてしまって、なんか諦めての繰り返しが
続く事が、末恐ろしかったんやんなぁ

幼稚園の時、ウルトラマンになりたくて
小学生になって、気づいてしまってなんか諦めて、、

小学生の時、Jリーガーになりたくて
中学生になって、気づいてしまってなんか諦めて、、

中学生の時好きな人が出来て
高校生になって、気づいてしまってなんか諦めて、、

、、、って何回諦めんねん!気づくな!

長めのノリツッコミしたんやんな?

お前も、というか俺も、あれからも色んなことに
気づいて、いくつかの事を諦めた、、

でもな、ホンマの意味では諦めてないねん。
諦めたように見えることもあるかもしらんけど
これはまだ諦めた内に入れへんねん。
ギリセーフやねん!これわぁ!絶対にぃ!

現にな、お前の口走ったセリフ思い出したもん。
大人には理解できるはずの無い、全然論理的じゃ無い何で今そんなん言うたん?的な、青臭さの象徴のようなセリフ。

でも俺にとって、大事な気持ち。

お前に気づかされたよ。

しっかりと受け継いだで、、その

不屈の精神。