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ミドルエイジに必要なスキルと市場価値

以前、ミドルエイジ女性のキャリアに関する調査・研究への取材対応が続いた時期がありました。労働市場において、働く女性が増えたことで企業における能力開発や制度設計の見直しのニーズが高まり、個人においては主体的にキャリア形成を行うニーズが高まっているということですね。その中でも、どのようなスキルが有効なのかは、注目される事柄です。言い換えると、時代の変化が大きく、判断が難しくなっている事柄とも言えるのではないでしょうか。

企業内での活躍を目的とする内部労働市場においては、企業内で昇進することや経験を積むことで価値が醸成されます。けれども、転職や離職後の再就職等が行われている現実においては、一つの企業の中だけの価値が評価されるとも限りません。

どのようなキャリアパスを歩むにしても、必要とされるスキルとしては主体性(あるいは自走性)、柔軟性(あるいは吸収力)ではないでしょうか。

自ら考えて動き周囲の協力を得て業務を推進する力や、変化に合わせて新しい知識や技能を身に付けていく力です。

企業として個人がスキルを磨く場の設計を行うこと、個人としてあえて変化の中に飛び込み、スキルを磨き続けることが大切ですね。

今後、さらに研究が進みどのような議論が起こるのか、楽しみです。