見出し画像

女性のキャリアとライフイベントの関係

キャリア研修やキャリア面談では、女性の方から「たいしたキャリアがないから」という声を聴くことがあります。家族の都合による休業や離職、アシスタント職でのご経験等で「継続して勤務している人に比べると」経験の短さや、ポジションが高くないことが気になっている方もいらっしゃいます。

一方で、社外との人脈やコミュニティへの参加の講義では、多くの方から具体例が挙がることがよくあります。

休業や離職中に出会った、介護や育児関連の人脈や、働きながら続けていた趣味のコミュニティ等です。そして、それらのつながりを通して、仕事では得られない知見やスキルも磨いていらっしゃるのです。

「キャリア」を企業内だけでなく、社会全般まで広げて捉えると、多くの経験やスキル、人脈を得ていらっしゃるんですよね。ユニークなキャリアをお持ちだといえるのではないでしょうか。

さて、私が担当するキャリア研修やキャリア面談では、企業内だけでなく社会全体を対象として、パーパスやビジョンを考えていただいています。つまり、社会において何をする人か(存在意義=パーパス)、どんな人生を送りたいか(将来像=ビジョン)を考えていただくのです。そうして考えたキャリアデザインの中で、「地域や家庭では何をしていくか」「企業内では何をしていくか」のアクションプランを考えていくのです。

介護や育児などのライフイベント、趣味や地域活動、それらの経験が今後のキャリアにはつながっていきますね。

今後も一緒に考えていきましょう。