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実験から実践に移行する方法

数年前にある企業の社長から聞いたお話で、「どうしてもやりたいけれど経験がないことは実験してみる」というものがありました。研修コンサルティングが自分のやりたいことだと気づいたが、全く経験がなかった。そこで、知り合いに頼んで一年間は研修会社で修行させてもらい、その後起業したということなのです。

また、以前お世話になった地域の花屋&カフェのオーナーは、未経験から花のプロになるために、履歴書をもって花屋をいくつか周り、「働かせてください」と依頼。数年の経験を積み、ご自身で花屋&カフェをオープンされました。

私自身も、10年前にワーキングマザー向けのワークショップを行う団体に入会を申し出て、プロのコーチの方の指導を受けてファシリテーターデビューをした経験があります。他のファシリテーターのワークショップ運営を行いながら見学し、その後自分で企画・運営を行います。数回は先輩に同席してもらい、その様子を動画で撮影し、コーチにフィードバックをもらい改善してくのです。他の場でもフィードバックしてくださる講師やファシリテーターの先輩達に出会えたおかげで、現在仕事にできています。

これらの共通点は、以下の点ではないでしょうか。

☑やりたいことをすでに実践している場を探す

☑一定期間修行をしながら、ノウハウを習得する

☑修行で得たことを仕事に落とし込む


自分ができるかどうか実験してみて、そのご実践に移行していくということですね。気を付けたいのは、実践していない人の元で修行していないか?修業期間が長すぎないか、というものです。

経験や資格取得は達成感につながり、自己効力感を高めて自信になりますが、思っていたことが現実に実践できているかどうか、の視点も忘れずにいたいものです。