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家事時間の長さと、長時間労働

女性に比べて男性が家事や育児を担当する時間が短いという調査結果が話題になっています。調査した自治体によると男性向けの家事講座を開催し、男性の家事の割合を増やしていきたいとのこと。実際にスキルを習得すると、家事を楽しみやすくなるかもしれませんね。

神戸新聞:家事・育児の時間、女性が3倍長く 仕事はわずか1時間差 

一方で毎回気になることが、日本では海外に比べると家事の時間が長いということです。

乳幼児がいる家庭では、日本では家事育児の時間が7時間を超えていますが、5時間程度の国もあります。元々、労働時間も長いことを考えると、仕事も長時間有償候を行い、家庭では長時間の無償労働が続くということですね。

内閣府:生活時間の国際比較


家事育児は女性がやるべきである論がまだ残る日本では、同時に、家事はその家の家族だけでやるべき、丁寧にやるべき、等の考えも残っているのかもしれません。

外部サービスの利用や、周囲の方のサポートに頼る、なども考えると総時間は変わってくるかもしれませんね。

育休明けセミナーを担当した際に、「海外文化に詳しい方に家事サポートを頼んだら、子供達も刺激を受けて依頼する日が楽しみになった」というお話をお聞きしました。

企業の職場環境改善のお仕事では、管理職の男性の皆さんが「毎日、子供たちの制服のシャツをアイロンをかけていた」「食器洗いだけは自分のタスクにしている」と、どこか嬉しそうにおっしゃっていました。多様な方が関わると、それぞれに楽しさが広がりますね。