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マジョリティを抑圧から解放するために

子供を持たない選択をしたことをSNSで発信した方が「子供を持った方が成長できる」等の意見を多くもらったという話をお聞きしました。また、ブランクを経て再就職した方に対して、周囲から「ブランクがあるのを、採用してあげた」という発言があったということをお聞きしました。

言われたほうは、子供を持った方が上の立場、ブランクがない方が上の立場で、自分は下の立場であるように感じて不快に思うのではないでしょうか。

けれども、これらの事象の背景には、子供をもつことやブランクなく働き続けることを、認めてほしいというような強いメッセージが存在していることを感じるのです。普段の生活の中で、プレッシャーを感じていて、ご自身としては、それを持つことが心のよりどころになっているのかもしれません。それなのに、そうでなくてもよいのだ、と体現している人が目の前に現れると、自分の価値観を否定されたような気持ちになって態度に出てしまうのではないでしょうか。

相手の心のよりどころにあるものは何なのか、それがもしかして自分自身苦しめていたりしないか観察してみるとよいですね。誰しも持っている自分を苦しめてくるものは、少しずつ解放していきたいですね。