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成長と変容は似て非なるもの

「成長したい」

そんな漠然とした思いをずっと抱えながら、生きている人は多い気がする。

何を隠そう、僕もそう思っていた。

「成長したい」

5年ほど前から自分を変えたくて、色んなセミナーや講演会に足を運んだ。数百冊の本を読み、情報商材も買いまくって、自分を変えようと必死に努力をした。

そんな自分を振り返って、一つ気づいたことがある。

それは「成長」と「変容」は全く違うということ。

成長はサイズアップ。変容はトランスフォーム。

蝶をイメージすると分かりやすい。卵から芋虫が生まれ、芋虫が成長していくとやがてサナギになり、そして一定期間を経て蝶になる。

このとき、生まれたばかりの芋虫が大きくなるのが成長。芋虫がサナギに、サナギから蝶になるのを変容という。

芋虫は蝶を見て、あんな風になりたいと願う。しかし芋虫が成長を繰り返しても、大きい芋虫にしかならない。

今なら分かる。僕が願っていたのは成長ではなく変容であるということを。しかし、誰もこの違いを明確に定義して伝えてくれる人はいなかった。いや、たくさんいたとは思うのだけれど、本当の意味での変容が何なのかを教えてくれる人はいなかった。

なぜなら、変容は教わるものではないからだ。

成長は教わることで叶えられる。本を読んだり、人と対話したり、知識をインプットすることで実現することができる。

しかし変容を教わることはできない。自ら主体的に実践し、感じて、気づいて、振り返って、これまでの自分に別れを告げて、新しい自分に生まれ変わる決意をしていくプロセスが必要なのだ。

僕はこれをサッカーで喩えて「成長は横パス」「変容は縦パス」というイメージを持っている。

成長は横パス。リズムを整えたり、攻める機会をうかがったり、これ自体は必要なものだ。横パスをせずにガンガン攻めてばかりいたら、試合(この場合は人生)の流れを掴むことはできない。

しかし一方で、いつまでも横パスを繰り返していたら、点を取ることはできない。どこかのタイミングで、リスクを取って勝負に出る。点を取りに行く。変容は縦パス。つまり自分でも物事を判断し、意志決定をし、その一切の責任を受け入れる。それが縦パス。

縦パスは怖い。特に「お金をいただく側」に回るとき。成長を繰り返していって、ある段階から主催側に回るとき。この縦のラインを越えられるかが、成長を望む人にとっての大きなハードルになることが多い。

これまでの自分の延長線上にある学びは全て横パスだ。それはそれで必要だし、成長なくして変容はしない。しかし、成長を続けても、変容にはならない。それは僕自身が身をもって気づいた。

変容というのは、自分一人ではなかなか難しい。さんざん自分自身と向き合ってきて、そのことにようやく気づいた。だから僕は、個人の変容のサポートを仕事にしている。もっと早く気づいていれば、ウダウダと成長だけを繰り返すこともなかったのにと。

本当は成長ではなく変容をしたい。
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変容を心から望む人に届きますように。

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