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#声
ホットミルクとかけがえのない嫌悪感
私はホットミルクが嫌いだ。
5年程前、まだ私が高校生だった頃の寒い冬の日。
寝坊して慌てて家を出て行こうとする私に、父が決まって玄関で差し出したのは、大嫌いなホットミルクだった。
ただでさえ猫舌なのに、表面に張り付いた膜が追い討ちをかける。
“何故熱くした?”
そんな思いを牛乳と一緒にグイッと飲み込む。
そして、明け方の痺れる空気で舌を冷やしながら、よく学校へ向かった。
そんなこんな
私はホットミルクが嫌いだ。
5年程前、まだ私が高校生だった頃の寒い冬の日。
寝坊して慌てて家を出て行こうとする私に、父が決まって玄関で差し出したのは、大嫌いなホットミルクだった。
ただでさえ猫舌なのに、表面に張り付いた膜が追い討ちをかける。
“何故熱くした?”
そんな思いを牛乳と一緒にグイッと飲み込む。
そして、明け方の痺れる空気で舌を冷やしながら、よく学校へ向かった。
そんなこんな