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すきま時間の3分で読める-エッセイ

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ホットミルクとかけがえのない嫌悪感

ホットミルクとかけがえのない嫌悪感

私はホットミルクが嫌いだ。

5年程前、まだ私が高校生だった頃の寒い冬の日。

寝坊して慌てて家を出て行こうとする私に、父が決まって玄関で差し出したのは、大嫌いなホットミルクだった。

ただでさえ猫舌なのに、表面に張り付いた膜が追い討ちをかける。

“何故熱くした?”

そんな思いを牛乳と一緒にグイッと飲み込む。

そして、明け方の痺れる空気で舌を冷やしながら、よく学校へ向かった。

そんなこんな

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