読解力を上げる方法

文章を読んで、一発で理解するのって難しいですよね。
 僕自身も読解力なくて、全く理解ができず、同じ文を何度も読み返しているのが現状です。
 何なんとか読解力を上げるために色々考えたのでここで共有させていただきます。

読解力の定義

「読んで理解できた!」という定義は、人によって基準が異なりすごく曖昧な表現であるため、本記事では「理解できた=自分の言葉でアウトプットできる状態」と定義して話を進めます。
(自分の言葉でアウトプットできたという状態も曖昧ですが、あくまで、自分で説明できるようになったと感じたら理解できたという認識で話を進めています)

読んでも理解ができない理由と対策

 色々考えて、理解ができない理由は

全体の主張に対してその一文がどういう位置づけかが掴めていない

 ということではないかと考えました。要は「木を見て森を見ず」状態になっている。。。下で例文を使って説明しますので、読んでみてください。
 

ある調査会社によると、100人中、90人がGoogle翻訳使えば、外国の人とのビジネスでも言語面で問題なくビジネスが進むと回答、また、100社のうち80社がプログラムができる人材が必要と回答。以上を踏まえ、国は英語の授業数を減らして、プログラムの授業数を増やすカリキュラム変更を行った。

 「木を見て森を見ず状態」で読んでしまうとあると、下記構成要素が独立して、頭の中に入ります。

①100人中、90人がGoogle翻訳使えば、外国の人とのビジネスでも言語面問題なくビジネスが進むと回答
②100社のうち80社がプログラムができる人材が必要と回答
③国は英語の授業数を減らして、プログラムの授業数を増やすカリキュラム変更

この3つを独立して頭の中に入れてしまうと確実にどれか忘れてしまい、数日たったら忘れてしまい、アウトプットできない状態になっているかと思います。すなわち、そのタイミングで理解できていない状態です。
 一方、文章同士がどのように結合しあっているかを掴めていると、例文は下記のように整理できます。

(主張)国は英語の授業数を減らして、プログラムの授業数を増やすカリキュラム変更
(根拠1)100人中、90人がGoogle翻訳使えば、外国の人とのビジネスでも言語面問題なくビジネスが進むと回答
(根拠2)100社のうち80社がプログラムができる人材が必要と回答

カリキュラムを変更するという主張に対して、そのように意思決定した根拠が2つ並んでいるという構造になっています。この構造がつかめれば、「主張→根拠1, 根拠2」の順番だけを覚えておけばよいので、結果的に、自分の言葉でアウトプットができるようになり、理解できている状態になるかと思います。

要は、文章を理解するためには
 文同士の関係性を正しくつかむことができればよい
ということになります。

読解力向上方法

文同士の関係性をつかむようにするための練習方法としては1文1文が全体の文に対してどういう役割なのかをラベリングしながら読む方法がいいんじゃないかと思いました。
 具体的には、基本的に文章というものは下記5つの要素で構成されていると思うので、下記の5つにラベリングしながら読みます
 (抜け漏れあったらすみません。)

①主張、結論
②その主張、結論を言うに至った背景
③主張、結論を支える根拠、理由
④具体例
⑤その他、補足的な説明

5つの要素にラベリングしながら読むことで、文章のポイントとポイントでない部分を仕分けられるようになります。これができるようになれば、あとは説明できるように、掻い摘んで、アウトプットできる状態に持っていけば、実質その文章を理解できたと言ってもいいかと。
 ラベリングの癖とまとめる習慣を続ければ、自分の頭の中で読みながらまとめることができるようになり、読解力は向上していくのかなーと考えましたのでこの場でシェアさせてもらいました。その癖がつくまで自分も頑張って続けて、習慣化していければなと思います!!


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