問いの重要性

 最近思うこととして、どうにも記憶力が落ちている。You Tubeなど、動画を数時間平気に見るときがあるが、だれかに「何見たの?」と言われたら多分何も答えられない。たくさんの情報に触れているはずなのにどうも覚えていない(思い出せないほうが正しい気がする)。
 覚えているときと何が違うのかを振り返ってみると、自分の頭の中で生み出した問いと結びついている時のみ記憶に残っている気がする。最近感じた例でいうと、大学の教科書を何も考えず最初から読み終えたときと、テスト範囲を理解するために生まれてきた疑問を解消するために局所的に教科書を読んだ場合では後者が圧倒的に長く覚えているし、人にも説明することができる。そのため、記憶が上手くできないのは、問いを生みださずにただ情報を流し込んでいることが理由なのかもしれない。
 問いを生み出さなくなった原因の一つに、AIの発達があるのかなと感じる。昨今はレストラン選びといった自分の食べたいものから、適職判断といった自分の人生を左右する中身までAIに提案してもらおうとしている。提案されると人は選択するだけでよいため、自ら問いを生み出していく機会が減ってしまっていると思う。
 実際自分の行動を振り返ってみると、何も考えずただただ、動画を見たりしているため、問いを生み出す回数が減ってしまっていると思う。まずは、「なんで?」「どうやって?」を常に意識しながら、情報に触れていきたいと思う。そうすることで、映画やアニメといった動画を見るときでも、脳死で見るよりも違った見え方がして、楽しさが倍増すると思う。これは娯楽だけでなく、仕事にも生きていくと思うため、肝に銘じて明日から生きていきたいと思った。

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