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音楽は記憶媒体となる|「イメソン」癖

記憶力がない、という話を過去しましたが、

私は私の好きなものを永続的に記憶するために、好きなものに合うイメージソングを選定し聴き続ける、という性癖があります。


▼記憶力がない話


イメージソングを選定し聴き続けることは、中学生の頃からやっていた。イメージソング選定キャリアは15年以上でしょうか。


私が好きなものは「人間=推し」や、「人間同士の関係性」です。

非現実的キャラクターもいますが、どちらかと言うと現実にいる人間が対象なので、大きな声ではこの趣味を言ったことが一度もありません。

比較的他者に向かう性欲が存在しづらい私に「文字通り」性癖が存在するならば、これは性癖だと言えるでしょう。
本来の言語的意味である「生まれつきやってしまうこと」や、「大っぴらに話せない部分がある」性癖という意味を含めて、私の性癖です。

10代の頃にある人間のために選んだイメージソングを、今ふと聴いてもめちゃくちゃ合ってるのが天才だと思っています🤣


私は人間や、人間の抱いた感情が好きで
好きな人がある瞬間に感じたこと
いつまでも記憶していたい。

好きな人はこういう人だ、
こういう部分が好きなのだ
と強く認識していたい。

けど
どんなに文字で記録しても、繰り返しても、「鮮やかに再生されるほどの定着はしない」。
抜け落ちるように忘れてしまうのです。

ですが、音楽はすごいです。
その時その人が感じたことに近い詞、楽曲。
私が繰り返し聴いたそれは、記憶となる。

しばらく聞かなくても、またいつか聞けば
新鮮に「そうだ。私の好きなあの人はああいう人だ」「あの二人の関係はこういうものだ」となれる。

私は文字認知が強く、聴覚認知が弱い。
つまり、なにか物事を考えたり、記録や記憶をしたりするのに、音楽は一番向かない。
はずなのですが、
それが逆に「事象に対し自身が過去抱いた感情記憶に、アクセスする際の、新鮮みやあざやかさ」を助長させているのかもしれません。


音楽は、私の記憶を内包する外部媒体なのでした。


これからも私は、誰にも言わずにイメージソングを選定し、聴き続けるだろうな〜。

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