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社員の成長は会社の成長②~気付きが学びにつながる~

こんにちは、MNH広報部の阿部です。今回は、弊社代表の小澤に「学びにつながる気付き」について話を聴きました。

自分のポジションを理解することが重要

最近、弊社では人事考課制度を採り入れましたが、給料やボーナスを決めることが目的ではありません。社員それぞれが「何をするべきか」「自分の強みは何か」「自分のポジションはどのあたりか」を理解することが目的です。

日本では大学までは通信簿がありますが、社会人になると急に通信簿というものがなくなりますよね。といっても、大企業には人事考課という客観的な指標があるので、キャリア形成を考える機会も与えられるでしょう。だから、大企業の場合は入社後も成長・勉強することができるわけです。

ところが弊社のような中小企業の場合は、通信簿というシステムがないから、自分のポジションがわからなくなるんです。そこで、人事考課制度を採り入れることで、自分はこの会社においてどのポジションにいるのか、会社が何を見ているのか、何を極めたらいいのかということを考える機会になったら、と思っています。

気付きを得ることが学びにつながる

人事考課制度は、社員が気付きを得るきっかけとして活用したいと思っています。自分を客観視すると、強みや改善点を明確にすることができますよね。とにかく、社員自身が気付きを得なかったら、何も進まない。そして気付きを得ても、行動しなかったら何も始まらない。やれと言われてやる勉強ほど身にならないのと一緒で、会社でも自分から進んでやりたいと思って取り組んだ仕事でないと、身にならないと思うのです。

近年、ジョブ型雇用が増えていますが、特に中小企業ではその傾向があります。今後、さらにその傾向が強くなるのではないでしょうか。社員は、自分のノウハウやスキルを客観視して、伸ばすべき部分や学ぶべき部分をきちんと把握することが重要だと思っています。

私は、「学びは会社が提供するものではなく、社員が自ら得るもの」だと考えています。会社は学校ではないので、受け身で学ぶ場ではないということを社員に理解してほしい。自分のスキルやノウハウを提供し、貢献して、対価としてお金をもらうのが会社という場所です。人事考課制度は「このスキルをもっと高めたら、このくらいお金を払いますよ」という指標なので、人事考課制度をきっかけに学びや成長があるといいなと思っています。

「頭で理解した」と「体感して理解した」は別

人事考課制度は2022年3月から始めたばかりなので、これがどういう結果になるかはまだわかりません。弊社の社員にとって有効的な制度なのかどうかは、現時点ではなんともいえないですね。でも、試行錯誤しながらも手探りでやり続けるしかないんです。社員が気付きを得て学ぶための環境を作るのは、私の役割なので。

たとえ、現時点で社員が意味のない取り組みなんじゃないかと思っていても、この先どこかで、私がこういう気持ちでやっていることに気づいてくれたらと思っています。「頭で理解できた」ではなく、「体感して理解できた」という社員が一人でも多く増えてほしいですね。

社員の成長は会社の成長につながるので、社員が成長できる場になるよう、これからも尽力したいと思います。カッコよくスマートに歩むことはできないけど、じたばたしながらも社員のモチベーションが上がる環境と仕組みづくりに取り組んでいきます。皆さん、応援よろしくお願いいたします。


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