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道具を大切にすると

本日から都会に出張でワクワクしているミーナです。

昨日は休日だったのですが、早めに帰宅して明日履いていく靴の汚れを落とし、クリームをつけて磨いていました。

ふと頭の中で流れるある人の言葉…。
私が通っていた小学生の陸上クラブのコーチです。
「道具を大切にすると、伸びるよ」

多くの陸上競技は皆さんご存じの通り、スパイクシューズを使います。
大会前日にはスパイクを磨いて、ピンをはめて締める、という作業が多くの陸上選手のルーティンなのではないでしょうか。

小学生時代には土のグランウンド用とタータントラック用のスパイクピンを使っていたので、汚れるのも早かったです。スパイクを使った練習が終わるたびに磨いていました。

コーチは私が大会当日、自分の種目の番を待つ間にスパイクの手入れをしている姿を見て、褒めてくれました。そんな小さな小さなうれしい記憶が残っています。

私の仕事道具は、毎日履く革靴・ボールペン・印鑑など。
革靴は悲しいことに購入して1年も経たないのに中敷きがぼろぼろ。靴先も擦れて白っぽくなってしまっていました。キラキラ新入社員のつやつやな靴を見て、先輩として少し恥ずかしくなりました。そんな時にもコーチの言葉が頭をよぎります。

「道具を大切にすると、伸びるよ」

その仕事のプロとして私も謙虚でいたいし、常によりよい仕事を追求し続けたいので、艶出しクリームをかばんに常備するようにしました。

靴を磨く時間は無心になります。毎日私の体重を支えてくれている仕事道具に感謝しながら磨くと、なぜか心がリセットされたような気持ちになるものです。心にもゆとりが生まれるような気がします。そのような状態で一日の仕事をスタートすることができれば、きっと私の顔つきも焦りや不安がないでしょうし、社員やお客様も安心するだろうなと思っています。

コーチがいった「道具を大切にすると伸びる」は、「道具を大切にする事が、心にゆとりをもたらす」という意味なのではないかと今は解釈しています。毎日目まぐるしく日々が過ぎていきますが、何事も余裕が大事。物を大事にすることで、常に気持ちにゆとりを持てるようにしたいです。

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