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一輪の花で彩る一人暮らし

チューリップを1輪買った。

昨日買ったとき、まだ葉っぱが開いていなかった。今日は朝から良いお天気だったので、ベランダの室外機の上に置いてみた。そしたら昼過ぎにパッと開いていた。

太陽の光に照らされて、花びらの部分が照り焼きチキンみたいに照り照りになっていた。お花が照っているという状態は初めて見た。みずみずしさ、というか、新鮮さ、というか。今が旬です!と、全身で表してくれているみたいで、めっちゃかわいい。

でも今頑張りすぎて、すぐしぼんじゃうのは切ないから、元気を温存しておいてね、となんとかして伝えられたら良いのだが。とりあえず私はせっせと毎日できることをするから安心しておくれ。

お花ってなんとなく高いイメージがあったけど、週に一度お花屋さんに行くようになってから、そのイメージはなくなった。このチューリップも1輪220円だった。

自分の部屋で過ごす時間が増えて、毎日代わり映えしない部屋の中にいるのはもったいないと思った。だって自分だけの部屋なんだから。自分の思い通りに変えて良いんだから。

お花が一輪、机の上にあるだけで案外気持ちは変わる。パソコンを打ちながらも、お花の彩りが視界に入ってくる。

自分自身の老いとか時間の経過って、毎日感じることはなかなかできないけど(むしろ感じてしまったら怖いけど)、お花は確実に1日1日で変化していく。もしかしたらこの照り照りチューリップも明日の昼間は見られないのかもしれない。

実は先々週くらいから、お花屋さんで「ニホンスイセン」を買おう買おうと意気込んでいた。だけど前回買ったお花がまだ元気だったし、花瓶もないので、このお花たちの寿命がきたら買おうと思っていた。

だが、今週いったらもう店頭には並んでいなかった。お花屋さんのラインナップも移り変わっていくよな。とはいえ無念。お花との出会いも一期一会だ。お気に入りの花瓶をはやく追加で買って、突然の出会いに備えておこうと思った。

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