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子宮頸がん検診にひっかかりました2 入院・手術のこと

もはや記憶が薄れかかっているんですが、入院と手術の時のことについて。

 前回の記事はこちら
子宮頸がん検診にひっかかりました1 検診のこと

入院について

 病院や症状にもよると思いますが、私が手術をした病院では、子宮頸部の円錐切除術については、一泊二日の入院でした(二泊三日のとこも多いみたい)。

 普段はこの手術に関しては午後から行うということだったのですが、この日は三連休前ということもあったのか、一日に3件同じ手術が入っているとかで、午前中の処置になりました(救急が入ると予定が変わるとのことでしたが)。

 そこまで大きな手術ではないのが分かっていたし、夫も「別に行かなくてもいいよね?」って言ってたし、そもそもはひとりで行こうかなと思っていました。
 が、術前の健康診断みたいなのを受けたときに、看護士さんに「立ち会いどなたかいらっしゃいますか?」て聞かれたときに「特に予定にないです」って言ったら、「えっ!?」ってすごいびっくりされたので、「あ、主人に聞いてみます……」って言ったら「是非そうしてください」と言われまして……。

 一応夫の名誉のために書いておくのですが、私の病気が判明する前に、義母が大病を患い10時間以上かかる複雑な手術を行っていたりしたこともあり、そこまでじゃないよね、という感覚があったようです。
 私も「そんなに大変な手術じゃないよ」ってシレッとしていましたし。

 結局、朝からの手術になったし、会社から近い病院だし、立ち会ってもらうことにしました。「午前休で来れるよね?」って聞いたらあっさり「分かった」って言ってたので、あまり深く考えてなかったのかも……。

手術当日

 しかし当日、病室に案内されて、手術着に着替えてからしばらく待たされまして、手術開始が11時頃に。 子宮頸がんの手術なので下からの処置になる訳なんですが、いつパンツ脱いだらいいんだみたいな感じで、案内してくれた看護士さんに聞いたら「まだ大丈夫ですよ、直前でいいですから」と言われて、じっと待っていました。

 いよいよ「では行きましょう!」と看護士さんが慌てた感じでやってきて
「あ、まだパンツ脱いでないです」
「あら、そうでしたね! すみません!」
というなんとも言えないやりとりをしてから、手術着にパンツ履いてない状態で歩いて手術室へ行くことに。
 手術室の前で夫と別れて、中に入ってから、自分で手術台に上ります。

 局所麻酔だったので、背中に注射をしてもらい、麻酔のききを確認してから処置開始となります。
 あれ、前に別の処置をしてもらったときも思ったんですが、若干「イデデデデ!!!」っていう感じの時にはじまるのなんでなんでしょうね……。
 眠くなるガスを吸入しながらだったので、すぐコテンと意識失っちゃいましたけど。

手術後

 その後、「終わりましたよ~」と起こされて、ぼんやりしてる間に、1,2の3でベッドに移されて、ガーッッとすごい勢いでベッドのまま運ばれて病室に戻されました。

 手術室だったか病室に戻ってからだったか忘れましたが、看護士さんか先生に「切除した部分は、ご家族の方に確認してもらいましたからね」って言われて、「えーーーー旦那そんなエグいもの見せられたのか!」って朦朧としながら内心笑っちゃいました。

 手術は意外と2時間くらいと時間がかかったみたいで、旦那の午前休ははみ出してしまいましたが、とりあえず、私の意識回復して様子を見てから出勤していきました。

 その日はもともと、「夕食準備が間に合わないのでパンくらいしかでないから、もし足りなかったらご家族に買ってきてもらってください」みたいなことを言われてたので、仕事が終わった後また面会に来てもらって、スープストックのテイクアウトを買ってきてもらう予定でした。
 それが急に「夕飯間に合うので、ご用意しますね!」と言われて、いらなくなったりして、バタバタしましたね……。

 ちなみに、酸素マスクつけた状態で手術室から出てきて、しばらく病室でもつけっぱなしだったんですが、これがすぐとれる。
 最初はナースコールして「外れちゃいました」って言ってたんですが、ちょっと身動きしたらマスクからチューブが外れちゃうので、自分で何回か直してから、もういいやと思って外しっぱなしにしてました……。

 麻酔の影響か、脚がとにかく寒くて、マッサージする機械をつけてもらいました。
 同室の方の話が漏れ聞こえたところによると、頭痛が出ることもあるようですね。

 排尿管をいつの間にか入れられてて、様子を見に来た看護士さんに外してもらうまで気づきませんでした(外すときも特に痛くなかった)。
 最初のトイレの時はナースコールしてくださいと言われていましたが、特にふらつくなど問題もなく。
 ちなみに、手術後気づいたらパンツ履かされてるのちょっと恥ずかしいですよねあれ。

 あとこれは私の体質なんですが、子宮後屈という、子宮がちょっと後ろ向きになっていまして(多分姿勢が悪い影響もあるんじゃないかという個人的な見解)、そのせいで子宮内の血液が排出されにくく、生理痛がかなり重い方です。
 手術後の出血で痛みが出るのが心配で鎮痛剤をお願いしていたのですが、傷口はレーザーで焼いてあったおかげか、出血はあまりありませんでした。
 色々レポを見ると「かさぶたが剥がれて、1週間後くらいにかたまりが出てくる」とありましたが、そういうのもあまりなかったです。

手術翌日退院

 次の日は午前中、術後の診察をしてもらい、すんなり帰宅となりました(ちゃんと夫が迎えに来てくれました)。
 覚悟していたほど痛みもあんまりなかったですし、タピオカドリンク買って帰ったような気がする……。
 その日は横になってましたが、土日ゆっくりしたら普通にその後出勤できました。

 この後、一ヶ月後に手術後のフォローとして子宮頸がん検診を行い、それが終わったら三ヶ月ごとの検診となります。
 ちなみに先生が術前に「せっかく麻酔するから子宮体がんの検査もしとくね」って言ってくれてたんですが、結果がどうだったか聞いてないな。
何も言われてないって事は問題なかったってことなんだろうけど、そもそもやってなかったりして……?

術後フォローについて

 ちなみに、ほとんどの場合一ヶ月後の検診で異常なしになって、みなさんホッとされてるレポをよく見るんですが、私の場合、ビミョーに引っかかってしまいまして、「おそらく術後の炎症のため経過観察」ってことで、微妙にもやもやする結果になってしまいました……。
 ほんとは一ヶ月後の結果がでたらこのレポあげる予定だったのですが、そのせいで先延ばしに。

 そうこうしている間に、3ヶ月後の検診時期には新型コロナウィルスが流行しだし、その3ヶ月後の検診では緊急事態宣言と重なってしまうことに。厳戒態勢の病院で、入るときに検温され、検温済シールを見えるところに貼って待合室に入る、という物々しい状況でした。
 この時先生に「今この手術やってないんだよね」と言われ、医療の逼迫を実感しました。
 ただただコロナの治療が受けられるかどうかという問題だけではなくて、他の「早く処置すれば軽く済む」手術までもが処置できないというのは、ほんとに恐いことです。
 いつ頃再開されたのかは分からないのですが、ほんとにタイミング少し後だったらヤバかったんだなあと思いました。

 この後、軽微の炎症なのか、取り残しがあったのか分からないのですが、なかなか改善が見られず、手術後1年後くらいにやっと「異常なし」となりまして、そろそろ3ヶ月ごとのフォローから解放されそうです。

 一回先生に「ちょっと今回詳しく見せてね、あーーこれかーーー、今日レーザーで焼いてもいい?」ってめちゃカジュアルに言われたのですが、諸事情でその時はタイミング悪く、見送りました。
 が、その次の検診では異常なしとなりまして、結果的に免疫ががんばってくれたみたいで、良かったです。

※続き
子宮頸がん検診にひっかかりました3 お金の話

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