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無題


映画「関心領域」を公開初日に見ました。

どうしたって、関係ないじゃんと無関心でいる方が安心してしまうという。
こんにちは、いつもちょっとしたモヤモヤをかかえて
一日をすごしてる気がする。
なんでかというと勤め先が海のそばの埋め立て地
工場向けに開発された殺風景な景色を眺めながら通勤するからなのか。
仕事決めるときってどんな仕事をするかも大事だけど
どこで働くかもすごく重視してしまう。
今の仕事を決めた際にも地元で徒歩で通えるのが決め手だった。
でも1年もしないうちに部署ごと勤務先のビルが変更になってしまった。
でもでも電車で2駅先だしまあ、住宅地にある駅のビルだけどと無理やり納得しつつ仕事してた。
ドトールはあるしランチはドトール一択だけど慣れれば悪くもない。
そんな気分でいたら、新しくビル建ててるのでそこに引っ越すよとの一報。
引っ越し先は工場が集積した場所と聞き絶望的な気分に。
わたしにとってランチの時間に外に出て休憩するのは気分よく仕事する上で
一番重要なのですが、工場地帯にはカフェはおろかコンビニも100均も本屋も何もない。
あるのは工場と広々したゼブラゾーンつきの道路、そしてはるかかなたに海。
何が言いたいかというと「関心領域」の収容所所長の家の壁の向こう側の世界のように人間の営みが全く感じられない世界なんです。

ただひらすらビルのなかでパソコンと電話をとる毎日。
9時から6時の8時間がすごく長い時間に思える時がある。
こころをどっかに置いてこないとやってられない。

プリーモ・レーヴィ「これが人間か」kinddle版を読んでる途中。


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