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部活の強制加入


私が通っていた学校は1学年20人いないくらいの、小・中ともに一度もクラス替えが無い小さな学校でした。

小学校入学から中学卒業まで多少の入れ替わりはあれど、ほとんど同じメンバーで過ごしました。


部活はバスケ部と野球部しかありませんでした。文化部なんてありません。

実質女子ができる部活はバスケだけです。

私は運動が苦手でした。

しかし、部活は強制加入でした。

卒業から10年以上経って社会人になった今、たまに考えてしまいます。あの部活に何の意味があったのだろうか、と。

毎日毎日、どうしたら部活に行かなくてすむのか考えていました。でも健康体の小心者だったのでほとんど休んだことは無かったと思います。本当に部活が嫌でした。自主練も朝練もやったことがありません。

そんな気持ちでやっているので、もちろんレギュラーなんてなれる訳がありません。

つまらない、きつい部活をダラダラとおよそ4年間やり続けただけでした。

本当に部活が嫌だったけど周りの子たちも全員同じ部活だし、行かなかったら話題についていけないし、影で(保護者も含めて)何を言われるかわかりません。

しかも中1以外は顧問が担任でした。

ど田舎で一匹狼にはなれませんでした。


もしやりたくなかった部活をやりたくないと言えていたら、あの放課後や休日の時間を好きなように使えていたら、今頃全然違う生活を送っているのかもしれないとさえ思います。


部活を楽しいと思ったことは一度もありません。

地元に住んでいるにも関わらず、今でも連絡を取っている中学の友達はただひとりです。

運動は今でも苦手意識が消えません。


嫌々やらされていた部活に、何の意味があったのでしょうか。


もしいつか自分に子供ができたとして、学校を選ぶ時は絶対に部活の選択肢がある学校にします。第一条件です。部活。

大事な10代の時間を好きではないことにたくさん使ってしまって、後悔しています。








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