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#38 やり残したことばかり


振り返れば、やり残したことばかり考えてしまって
あっという間に過ぎていった1年間で
他に何ができたんだろうか、
もっと出来たことがあったんじゃないか、
そうやって、出来なかった事につい目を向けてしまう。


何も悔いなく過ごすだなんて、そんなことは無理だ。


誰にも予想できない未来を、思い通りになんてできない。


それでも、前より進んでると
前より見える景色が変わっていると
少しでもそう思えるだけで自分のための時間を過ごせたのかもしれない。


圧倒的にこの1年で、色々な選択を
迫られるシチュエーションを過ごしてきたけれど、
毎回こころが折れそうになるたびに、
"自分が見たことのない景色を見せてあげたい"
と心を震わせられるようにしている。


すぐに心が折れそうになるから、月に何度も唱えるんだけどもね。


二十歳になった時、わたしは数少ない
大好きな大学のお友達にたくさん愛されて笑顔にまみれた日を過ごした。

色んな人と環境との出会いを巡りながら
数ヶ月後に驚く事に入院の日々を過ごす事になったのだけれど。


そんな10年前の今頃、好きな事に夢中で
なりたい姿があって、見たい景色に真っ直ぐだった。



10年経った今、立派に年齢だけは大人になっていて
本当にこのままでいいんだろうかと
ぼんやり考えることが増えたけれど。


年齢なんてただの数字だというけれど。


毎日一生懸命生きるのに必死で。

近道を知らないわたしは、毎度毎度ゆったり大回りしている。
なので、自分のことに精一杯な毎日が少しだけ情けなくなることもある。


もしあの時、こうじゃなかったら。

もしあの時、こうしていたら。


そんな空想ばかりはもう捨てて、生きていたいなぁ。


10年前に身体の一部が物理的に機能しなくなって
5年前に心も身体もバラバラになったのを過ごして
わたしは毎度、キリのいい年に盛大に色んなことをくらい
ゆっくり時間をかけて回復していて、
5年毎にわたしは何をしているんやと笑ってしまった。


これからの10年、どんな人と出会って
どんな経験をするかは私次第だと
少しだけ心を前向きに思えているので、

5年毎のジンクスに負けずに心と身体を労って生きて行かねばと思う。



好きなものは、コーヒーとワインと本と家で過ごす時間とアートと緑の自然とピザとSnowManとエトセトラ。


20代最後のこの瞬間のわたしは、
明日は絶対に早く上がるために残業をして
特快に乗るために駆け足で駅まで来たのにニアミスで乗車券が買えなくて
少しだけコンディションは悪めだし
いまいち今日はやる気も入らなかった。


帰ったらあと少しで日付が変わってしまうから、
夜ご飯をどうしようかなんて考えて。


髪を染めるのをやめたし、
最近はネイルをしていない爪が好きで、
髪は結局切ったら後悔するから長く伸ばしたまま。



欲ばかりになるのが怖いから、
色んなことに近づき過ぎないように生きているよ。



毎日、理解のある人たちに支えられて
生きていけてるなぁって思っています。


明日の誕生日は、毎日頑張る自分をたくさん褒めてあげる日にしよう🎂



fin.

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