舞台中にある台詞「この猫はネコであって猫ではない」
猫は、目には見えない感情の具現化なのではないかなと。
村上春樹さんの独特な世界観、文字を、演じる歌う踊るトップクリエイターたちが全身を使って表現されていた。
観劇後にまず感じたこと。
「まさに舞台ならではの舞台を観れた。」
全身を使った表現に圧巻。
演者さんの身体の柔軟性やしなやかさに驚かされた3時間。
そして、舞台美術の壮大さ。
重層的な世界をこうやって表現するのかと、一つの一つの動きや演出を目に焼き付けておきたい。覚えておきたい。
「性」「暴力」「人の深層心理」について考えさせられる舞台。
特に「性」についてはさまざまな意見が飛び交い、見解が必要とされる現代。そんな2023年に上演されたことも、何かしらの意味を悟ってしまう。
というように、普段考えないようなことを一生懸命考えたので頭を思ったより使い、おもむろに向かったのが都電荒川線沿いにあるアブラ学会さん。
難しいことを考えると味の濃いものを摂取したくなるんです。あと油。
平日でも学生たちでごったがえで、大盛況のお店。
濃い。
春夏秋冬、季節毎に食べたくなる逸品。
頭も目も耳も使ったので、本日の締めくくりに、口というか舌を思う存分使い果たし、満身創痍。
あと門脇麦ちゃんは天才。
渡辺大知さんの歌声に背筋がキン!となり。黒猫チェルシーさんの歌を聴きたくなりました。