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お金の価値

以前も私のお金の価値観をnoteに書いたことがある。
私は仕事を辞めてしばらく働いておらず、貯金を使って生活をしている。そろそろ貯金が少なくなったので働こうと思うのだが、良く調べると私はまだまだ別の口座に溜め込んでいたらしい。

今まで働いてきて特に大きな買い物というのをしてこなかった。
車も買わないし趣味と言えば絵を描くことで、お金が必要なことではない。ゲームについても1つ買えばとことんやりこむ方だ。

お金は生活に必要な物である。それ以上でもそれ以下でもない。

会社を辞めて自分で稼ぐことを色々調べてきたが、「稼ぐこと」を目的としたものはどうにも興味が持てなかった。
楽して稼ぐというのも意外と楽じゃないなと思うものが多い。「そんなおいしい話はない」というのもあるし、私にとってお金に対する価値が大きくないから面倒に感じるのだと思う。
人それぞれ価値観があって、誰かにとって「100万円もらったらやる」という仕事も「100万円っぽっちじゃやらない」という人もいる。
100万円の価値って同じようで同じじゃないんですよね。大金を持っている人にとっての1万円の価値とお金がない人にとっての1万円の価値も違う。

私にとってお金に魅力を感じないのはそういう抽象的な存在だからなのだと思う。
「お金があれば大抵のことはできる」けど、今まで持ったままにしたお金を見る限り、「お金でできる大抵のこと」に興味がなくて、お金じゃ手に入らないものが欲しいのだと思う。

以前も書いたのだが、いわゆる成功者の人にあまり魅力を感じない。
努力して成功した人はすごいと思う。最近色々かじってみて、それは本当に強く感じる。でも、それを理由に偉そうにしている人が結構多い。

私が以前働いていた飲食店を経営して成功しているオーナーの人の話。
このオーナーさんは考え方やセンスが優れていて、これからも店舗を拡大しても成功していきそうな人でした。その部分はとても魅力的で素敵だなと思う。
でも、経営がうまくいっていてものすごく利益を出しているのだが、とにかく会社の中に溜め込んでいる。利益を溜め込むことが悪いというわけではなく、お店を切り盛りしている人にほとんど還元しない。お金を出さないということもそうなのだが、態度や言動を見ても感謝しているように思えない。
「俺のアイディアでうまくいっているのだから、文句言わずに働け」と実際に言動にも出ている。
考え方やセンスが優れていても、実行してくれる人がいないと成功できない。むしろ、この実行している仲間の働きぶりは本当にすごいなと感じる人が多かった。
組織として縦の関係は必要だと思うが、それは仲間として尊敬の気持ちがあって初めて成り立つものだと思う。
なんだかそういうものが欠けている人が多くて残念に思う。でも、そういう人の方が成功している傾向もある気がする。その事実がなんとも自分の中でしっくりこない。難しいですよね。


でも、とりあえず今は生活ができるだけのお金を稼ごうと割り切っている。
やりたいことがないし、ぼんやりとあるやりたいことはお金を稼ぐことにつながりそうにもない。
だったら、仕事内容なんて自分ができることなら何でもいいかと思っている。

今までの経験やスキルとはかけ離れていても試してみようと思う。
ダメならまた探せばいいし、大丈夫大丈夫。

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