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QAエンジニア面接では、何を聞かれる?ー想定質問集ー

はじめに


現在、転職が当たり前の時代かと思います。
僕が働いている会社もほぼ転職組の人達です。
そして、僕も転職組です。
僕は、新卒で中小のソフトウェア開発会社に入社し、その後、現職に転職しました。
特にエンジニアの方は、年収アップやキャリアアップのための転職がほぼ当たり前になっているように思っています。
給料を上げるために転職、今よりもできる仕事の幅を増やすために転職、、、といったように、どんどん次のステップに進む人が多いイメージです。
また転職の年齢に関しても、20代〜40代まで幅広く、ひと昔前の実質的な転職の年齢制限的な部分も関係なくなった気がします。

この記事の目的

そんな中でも、転職の際の面接はいつになっても緊張するし、準備が大変だと思います。
そこで、僕の中での面接想定質問をまとめようと思います。
面接の際の事前準備の参考程度にしていただければと思っています。
ただし、QAエンジニア若手向け/中堅向けの質問が中心になります。
また、QAエンジニアとして、常にどう思っているかとか、自分としての考えを頭に入れておいて良い部分かなとも思うので、自分の整理のためにもまとめて共有しようと思います。

面接質問集

「僕ならこれを聞くよ!質問集」と一部の質問で「僕なりのざっくり回答」を記載します。
なお、深掘り質問までの部分は省略します、ご了承ください。

Q.テスト関連のドキュメントで白紙状態から作成した経験があるドキュメント種類を教えて下さい。
A.テスト計画、結合テスト設計、総合テスト設計、進捗管理表、バグ分析表、WBSと一通りのテストドキュメントの作成経験があります。
[質問の意図]
これまでの経験の確認
現場によっては、テンプレートが既に存在するのがあるあるだが、ゼロから対応したことがあるか確認

Q.一連のテスト工程の対応でやりがいや魅力を感じている部分があれば伺えますでしょうか。
A.まだ世の中に出ていない製品/サービスを触れるところに魅力を感じています。
また、バグを出すことで、ユーザーに迷惑をかけないように努められる部分にやりがいを感じています。
[質問の意図]
自分の専門分野に対して好きな部分の確認

Q.テストと品質保証の違いをどのように捉えているか伺えますか。
A.テストはあくまで品質保証のための1つの手段でしかない、品質保証は開発プロセスやバグ分析も含めてどのように品質を守っていくかになってくるかと思います。
[質問の意図]
品質保証に関してどのような解釈をしているか確認

Q.品質保証、品質管理、どちらが得意でしょうか?
A.どっちも得意です、お任せ下さいませ。
(一番ダメな解答例、笑)
(長くなりそうなので、今後別記事で、、、)
[質問の意図]
品質保証、品質管理の区分け、違いの理解があるか確認

Q.(JSTQB未取得の場合)JSTQBの学習はしていますか?どのような学習方法で勉強されていますか?
A.参考書とYouTubeの動画で勉強しています。
参考書を読むだけでは、どうしても深くまで理解できない部分があるので、動画で他の方の理解や解釈を聞いて、自身の理解も深めています。
[質問の意図]
自分の勉強スタイルを持っているか確認
資格取得の予定はあるか確認

Q.進捗管理/品質管理をしていく上で、管理に使っている数字、指標値を教えてください。
A.管理には予実工数やテスト進捗率、バグ数を使っています。
また、品質管理のためにレビューコメント数やフィールド障害件数、バグ/フィールド障害1件に対してかかった工数を使っています。
[質問の意図]
実業務としてどの程度の対応をしてもらえそうか確認

Q.これまでのご実績で、品質向上に繋がった部分があればご紹介お願いできますでしょうか。
A.総合テストの粒度/テスト方針の見直し、開発プロセスの改善によって、フィールド障害件数を昨年度対比で70%減させました。
[質問の意図]
これまでの実績の確認

Q.テスト工程は、どうしても開発工程の皺寄せがきてしまう時が多いと思いますが、これまでにテスト工程が遅延した経験はありますか。
また、どのようにリカバリーをしたか、お話し頂ける範囲で伺えますでしょうか。
A.遅延経験は多数あります。
多少の遅延であれば、稼働を上げての力技で解消していまうこともありましたが、基本的には、優先度の高い部分からテストを実施する、実施の粒度を粗くするといったことで、まずはリスクが高い部分を対応できるようにしてきました。
そして、ステークホルダー、プロジェクトマネージャーとリスクを考慮した上でのスケジュール調整と対応内容整理をしてきました。
[質問の意図]
遅延に対してどう対応したかを確認

Q.独立した第三者的な立場で総合テスト工程を担当しているとして、結合テストレベルのバグが多発した場合にどのような対応をされますか。
A.まずは開発チームに差し戻しを実施します。
その後、総合テストの粒度を結合テスト寄りに落として、確認を継続し、検出したバグを開発チームに連携します。
また、総合テストのスケジュール調整と現状の品質状況(バグ多すぎてリリースできないよ)をステークホルダー、プロジェクトマネージャーと調整します。
[質問の意図]
イレギュラーな状況への対応をどうするか確認

Q.品質向上のために重要になってくると考える要素を教えてください。
A.コミュニケーションだと思います。
QAエンジニアだけでは品質向上はできず、開発チームやプロジェクトマネージャーといったプロジェクト全体での対応、継続した品質向上施策の積み上げが必要だと思っています。
そのためにも、コミュニケーションは一番重要だと考えています。
また、QAエンジニアからはプロセス改善等をお願いする立場になることが多いと思うので、こちらのお願いを聞いてもらえるような関係性の構築も重要だと思っています。
[質問の意図]
品質向上に対して、どう解釈しているかを確認

Q.QAエンジニアとして大切にしているマインドや考え方があれば教えてください。
A.開発チームと良好なコミュニケーションをとること、仮説を持つ、スコープ定義の意識です。
※詳細は別記事でお話しさせてください。
[質問の意図]
QAエンジニアとしてのスタンスを確認

Q.今後のキャリアプランに関してイメージしている部分があれば教えてください。
A.QAエンジニアとして、現状の延長線として複数チームをリードできる立場を目指したいです。一段上がった立場を目指し、1プロジェクトに留まらずに現場/会社全体への品質保証に対する意識付けや仕組み構築をしていきたいです。
また、新規のプロジェクトや現場に対しての品質に対する文化作りやコンサル的な部分も目指したいです。
[質問の意図]
今後どう進んで行きたいかを確認

逆質問

続いては逆質問に関しても一例を記載します。
他サイトでも出てくる内容と一部被るかもですが、一通り記載をします。
ただ、何を聞くか、何を知りたいかは人によって異なると思うのであくまで参考程度でお願いします。

【入社後のイメージを掴むための質問】
・部門の人数、体制を教えてください。
・仮にご縁頂いて入社させて頂いた際に、入社後に任せて頂ける業務を伺えますか。
・御社が求めている人物像を伺えますでしょうか。
・今後の事業戦略として、既存拡大と新規開拓とどちらに舵を切る方針か等、可能な範囲で伺えますでしょうか。
→→入社後の仕事のイメージやその会社で仕事をしていけるかどうかを確認するための質問です。

【社内の雰囲気を掴むための質問】
・学習のための社内取り組みや勉強会の体制があれば教えてください。
・評価体制に関して教えてください。
・エンジニア同士の雰囲気や社風を教えてください。
・御社で活躍されている20代中盤の方は、どのような方がいらっしゃいますでしょうか。
→→その会社の雰囲気や体制が自分に合いそうかどうかを確認するための質問です。

【不安を解消するための質問】
・「xxxxx」(会社で扱っている事業やモノ、業界)に対する知識がないのですが、社員の皆さんがどのようにキャッチアップされているか伺えますでしょうか。
・出張はどの程度の割合であるのでしょうか。
・リモートワークに関して、週何回できる等決まりはありますでしょうか?
→→不安に思っている部分があれば聞いてしまった方が良いと思います。
単に質問するだけでなく、質問の背景や理由を添えて質問すれば面接官の誤解もなく、聞きたいことを確認できるかと思います。
例えば、「家族介護の都合で長期的な出張はどうしても難しいのですが、出張の割合や平均的な出張期間を伺えますでしょうか?」といった具合なかと思います。

終わり

以上、将来の僕の転職のためにも(笑)、今回転職関連の記事として残しておきます。
また、面接はやっぱり自分の言葉で話すことが一番大切かなと思うので、
皆さんの参考程度になればと思います。
ありがとうございました。

PS.
僕の経験上の話です。
面接官が高圧的に感じてしまったり、面接官と合わないなと思ったら、
その会社はあなたと合わないと思います。
逆に面接官と話が合う、気が合いそう、話しやすかったら、その会社はあなたと会うはずです。
また、あなたと合う会社は必ず存在します。不合格になってしまったとしても、その会社が合わなかっただけです。
焦らずに、調査/準備は抜かりなく。が大切かなと思います。
何か質問等あれば、僕で良ければTwitterでDM頂く等で協力させていただきます。

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