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つたなさの
今日、人生ではじめて生け花を教えてもらった。
無の状態から花や枝が空間として立ち上がっていくこと、同じ型をつくっていても使う花や枝、器、作り手によって全く違うものになっていくワクワク感、そして思い通りにならないもどかしい感覚。
つたないことがよいでもわるいという話ではなく、つたなさの中でこそ感じる力強さがあることを思い出した。
こういけたいわけじゃない、こう書きたいわけじゃないという静かな反発を確かに感じながら、ぐっと花を枝を押し込んでいくときの指の腹の力、消しては書いてまた消していく文面の余白。
書いている今をきっといつか咀嚼していきたいけれど、今はやっぱり今のぶつ切りの言葉を残しておきたいとも思う。
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