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桜咲いたら新学期

2024年3月29日(金)
令和5年度最後の平日。

私の勤務先の事業年度は4月始まりではなく、かつ新入社員が配属されることもない部署にいるので、世間で言う年度への意識がかなり薄れてしまった。

桜が咲くより早く粘膜が春を感じ取って、鼻詰まりと眠気でぽやっとしているうちに大して休めるわけでもないGWがやってくる。気づけば、社会人も8年目になるらしい。

それでも今年は、3月末で会社を去る人が何人かいて「年度末っぽいな」と珍しく感じたりしている。
退職者の中には再雇用で定年後も働いていたおじいちゃんもいて「前はよく飲みに行ったよなぁ、コロナがなかったらなぁ、頑張って続けろよ、偉くなってよ」なんて言われちゃって。
半年前くらいだったら「任せてくださいよ!」なんて調子良く答えられたのに。実際そのつもりだったわけだし。なんかちょっとだけ、泣きそうになっちゃった。

世の中も、会社の状況も、私の心も移ろいやすい。
少し前は昇進する気満々だったし、実際上司もそうなるようにサポートしてくれていたけど、気付けばみんな居なくなってしまった。
本当にびっくりするくらい、上司も同僚も辞めたり病んだりしてしまった。
この場に残るという選択が、正しくはないように思えてならない。だからって他にやりたいことが定まっているわけでもなく、ただただ焦燥感だけが募っていく。

いっそ不妊だったら、犬でも飼ってやりたいことやるのにな!はは!

なんて思ったりするけど、なんとなく角が立ちそうなのでもちろん口にすることはないし、自分の中で現実味がないことだと思っているから言える極論であることもわかっている。実際不妊だったら病み散らかすに決まってるのに。あほが。

でも実際、周りの友人が順調に健康な子どもを産んでいること不安を覚えている。私だけ妊娠しづらかったら?私だけ健康な子どもではなかったら?
実際年齢的にも呑気にはしていられないわけで。まだ入籍もしていないのに
葉酸サプリを調べたりしている。
男性からしたら、彼女に目の前でゼクシィ読まれるより、目の前で葉酸サプリを飲まれる方がプレッシャーを感じるので無かろうか。葉酸がなんだか分からないか…

話は逸れたけど、とにかく私は、珍しく春に感傷的になっている。

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