架空の虫の鳴き声を作った話
こんにちは。
今回は「架空の虫の鳴き声」を作った話を書こうと思います。
なぜ架空の虫の鳴き声を作ろうと思ったかというと、実は以前にヴィオドロスフォイフォイという架空の虫の駆除用品を作ったことがあったからなんです。
架空の虫の駆除用品って何?と思われる方もいるかと思いますが、簡単に説明するとゴキブリ駆除用品が置かれてるだけでその近くにゴキブリ潜んでる感あるという気づきを元に制作した、ヴィオドロスという架空の虫の駆除用品型ペーパークラフトです。
(興味のある方は是非、上記の記事も読んでみてください!)
それでその時、架空の虫の駆除用品から流すための「ヴィオドロスの鳴き声」という音源も一緒に作っていたのですが、鳴き声音があまりにも電子音すぎたという反省があり、次作るときはもっとリアルな鳴き声を極めようと決めていたんです。
ちなみにこちらが、そのときに流していたヴィオドロスの鳴き声です。
改めて聴き直しても、やはり電子音感が強いですね。
ということで再び一から音源を作り直しました。
音源を作るにあたり虫の発声方法を調べたところ、セミは腹部の硬い膜を変形させて音を出し、キリギリスは羽や手足を擦って音を出していることが分かりました。
そこで、鳴き声音を構成する楽器の音色を上記の知見と照らし合わせながら選定し直し、だいぶ形になってきたのがこちらです。
どうです? 先ほどのヴィオドロスの鳴き声と比べると、かなり自然な虫の鳴き声に近くなったのではないでしょうか。
この状態でも庭や草むらの中でループ再生しておいたら、本物の虫が潜んでる感をかなり演出できそうだなと思ったのですが、もう少し調整を加えつつ別の方向性もないか探っていきます。
そして、なんだかんだで架空の虫の鳴き声が完成しました!
架空昆虫 グアマカサゲラの鳴き声
こちらはセミの鳴き声からイメージを膨らませた、架空昆虫グアマカサゲラの鳴き声です。
セミとライオンを合体させたかのような低い鳴き声を発声させるのが特徴で、途中から鳴き声のリズムが変化します。
(作り始めたときはセミの鳴き声から連想していたのですが、成果物はバッタの鳴き声に近くなりました。)
続いてはこちら。
架空昆虫 クリキサキマの鳴き声
クリキサキマはコオロギや鈴虫のような音色に近い音を発する昆虫です。
コオロギの鳴き声と比べると音程が気持ちメロディアスです。(情緒豊かでいいですね。)
これらの虫の鳴き声を、近所の草むらで流したときのイメージ映像がこちらです。
環境音と一緒に二匹の架空昆虫の鳴き声を聴いてみると、グラマカサゲラの鳴き声は騒音が大きいところでは聴きにくいということが分かりました。クリキサキマの鳴き声はわりと本物の虫っぽい印象です。
とまあ、何の役にも立たない実験でしたが、引き続き更なる架空の虫の鳴き声を作っていき、最終的にはアルバムとしてリリースするつもりです。
架空の虫の鳴き声は、ただいま下記サイトにて2曲リリース中(無料)ですので、よかったら皆さんも色んなところで流して、街中に変な虫が発生してしまった感を演出してみてください!
それでは!
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