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#大学バスケ 380試合を配信した理由【まとめ】

FASTBREAKS 佐々木未央と申します。

関西学生バスケではコロナ禍で無観客試合となった2020年から公式戦のすべてを配信してきました。(220試合のライブ配信・160試合の収録配信)

全くの無名のアマチュアスポーツである、地方の大学バスケで、なぜそれが実現できたのか。をつらつらと綴りますので大学スポーツの当事者でライブ配信とかやってみたいなぁ、日本の大学スポーツってなんでイマイチなんだろうなぁ」なんて思ってる方は読んでみてください。

■380試合を配信した理由【構成】
大学バスケ380試合を配信した理由【まとめ】
 言いたいことはここに集約しました

大学バスケ380試合を配信した理由【前編】
 ざっくりですが細かい経緯と2020年

大学バスケ380試合を配信した理由【後編】
 2021年に取り組んだことつらつら

自己紹介

佐々木 未央 / Mio Sasaki / 1996.4.28
2019年 近畿大学 文芸学部卒 / 国語科教員免許取得
体育会ラクロス部(選手・育成コーチ)
関西学生バスケットボール連盟 学生委員長

2019年、新卒で起業。バスケチームのクリエイティブ支援、インフルエンサーのサポートなどを経てFASTBREAKSを創業。SNSマーケティング会社取締役と関西学生バスケットボール連盟委員を兼任。

大学時代はラクロスを競技者としてプレー(本格的には3回生まで)し、関西学生バスケットボール連盟では大会運営をしていました。

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ど真ん中で学生スポーツに携わっていて、シンプルに「なんで大学スポーツってイマイチ盛り上がらないだろう…こんなにおもろいのに。」という想いを持っていて、その想いをカタチにするため大学卒業後すぐ起業しました。(この経緯はまたの機会に詳しく書きます笑)
FASTBREAKS:https://fastbreaks.jp/

赤字とか関係ねぇ、ライブ配信は俺らがやる

コロナ禍で大会中止!やっと開催できると思ったら無観客試合。大学でバスケをしている選手にとっては最期の機会をお披露目する場がなくなりました。せめてライブ・収録配信でできるだけたくさんの方に届けたい。そんな想いでライブ配信をできる方法を模索しました。FASTBREAKSの技術統括スタッフから、「なんかいけそう」の一言で、「じゃあ全試合やります」ということで2020年から関西学生バスケのライブ配信をスタート。収支は全く考えずに、学生たちの機会創出・大会の知名度向上のためリソースを全振りしました笑

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学生でも結構できる説

2020年は全く収支が合わずスタートしたライブ配信ですが、一つの仮説が浮かび上がりました。コロナ禍が続く中ででライブ配信を継続していくためには、TO・審判と同等にライブ配信も大会のインフラにできないか。ということでした。僕が所属していた関西学生バスケットボール連盟(大学バスケを運営する学生団体)を含め、学生たちでライブ配信ができれば、継続的な運用体制を構築し、FASTBREAKSは大会を知ってもらう新しい取り組みに注力し、スポンサー含め露出を高めて価値を上げていくことができる。と考えるようになりました。

有観客ではありえない視聴者数

関西学生バスケットボール連盟公式YouTubeチャンネルでのライブ・収録配信ではたった1年間で150万回以上再生回数を記録しました。有観客開催の動員数は恥ずかしながら平均100人以下なので…ライブ配信によっていかに多くの人に届いているかが可視化され、ライブ配信が知名度の低い大学スポーツ・アマチュア競技団体を支援することができる可能性を体感しました。

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2020年から2021年への変化

2020年はFASTBREAKSで関西学生バスケのライブ配信すべてを実施。2021年は学生での運用を目指しました。

・ライブ配信システムの簡略化
・マニュアルの作成
・担当業務の細分化とトラブルシューティング


この3つの事項を具体化、大会2ヶ月前から入念に準備することで2021年は学生の力だけでライブ配信現場を担うまでになりました。リーグ戦では3会場5面コート同時ライブ配信を実現。(一般業者に発注すると数十万円は超えるくらいのことです)スポンジのように知識を吸収し、自分たちで試行錯誤する学生のポテンシャルに驚くとともに、大学スポーツの主役は選手だけじゃない。運営スタッフも立派な主役だと再認識しました。

ただ試合を配信するだけなく、LIVEチャットからMVPを決める「ええやん!! of the Matc」学生によるzoomでの週間インタビューなど新しい企画を実施し、試合における解説実況・多拠点カメラでの撮影まで学生の力で実施。

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まず、やってみてはいかがでしょうか

ライブ配信機器が高額だった時代から(その時代は知りませんが笑)今は20万円程度あればそれなりの一式は揃います。FASTBREAKSは大学スポーツの活性化に注力する会社です。もしこの記事を読まれた学生さんや大学スポーツの関係者の方がいたらお気軽にメッセージください。大学スポーツの発展は、トップダウンでドデカイ予算がついてくれることに1%の期待をしつつ、99%は自走できるモデルを模索することから始まる気がしています。

「将来スポーツビジネスに携わりたい学生さん、同じ学生のスポーツを、ご自身の手でライブ配信し、いろんな企画を考えてコンテンツを作ってみませんか?」主役は選手だけじゃなくたって良いと思います。運営は学生連盟に所属している学生だけじゃなくたって良いと思います。気持ち、興味がある学生がフルスイングして思いっきり空振りできる場が、大学スポーツであって良いと思うのです。

FASTBREAKS 代表 佐々木 未央
info@fastbreaks.jp

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