認識
「認識」
人は認識だけで、ないものがあるように、またあるものがないようにしてしまう。
三島由紀夫の金閣寺を読み、私のなかで改めてこの認識について考えさせられた。
他人に好かれているのか嫌われているのか。これが認識がもたらす一番のものなのではないかと思う。
人間よっぽどのことがない限り心を隠す。
人の好き嫌いを一番隠すだろう。
好いてくれてるかも(ここでは好意的とする)という人が実は嫌っていたことを知ることが生きていて一番ツラい。
だから相手の心を読まない。現実を知らない。
こちらの認識でことが進むように。
好かれていると思って人生を閉じたい。
幸せこそ恐怖。
この認識が崩れることが恐ろしい。
幸せを求め自ら崩れる。
それが一種の美なのかもしれない。
この世は認識によって支配されている。
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