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私が「大勝ち」するまで。5

人生には波がある。

同じように、就活にも波がある。そして人にも波がある。

一つ前のnoteまで偉そうに語ってきたが、私はサマー、ウィンター通してインターンには7個しか参加していない。
これを多いと思う人もいれば、少ないと思う人もいるだろう。
ちなみに7個中、ESや面接などの選考があったのは、4個。残りの3個は先着順で誰でもいけるものだ。
私が経験したインターンの選考は全部で16個。
つまり勝率は4分の1。
偉そうなことを言った割には負けが多いのが笑えてしまう。
ESでも落ちた。GDでも落ちた。一次面接はクリアできても、最終面接で落ちた。

私は就活初期(インターン)から、受ける業界を絞っていたわけではない。
自分に合う業界、合う職種を見つけるため、ほぼ全部の業界を受けていた。
だから別に、落ちようがなんだろうが、
「ああ、ここは合わなかったんだな」くらいの気持ちで考えていた。

12月にとある大企業の3daysインターンに参加し、
そこで私たちのチームは見事優勝を果たした。
「なんだ、こんなもんか。これは優遇も貰えるだろうし、就活なんて案外ちょろいな。」
これは私が『大勝ち』して、『勝ち組』になる日も近そうだ、なんて1人ほくそ笑んでいた。

冒頭で、“就活には波がある”といったが、
ここから3月までにかけてが、絶賛私の【第一次就活順調期】だった。
私はインターンと並行して、5月から冬にかけて、某スカウトアプリを使い、様々なセミナーに参加していた。
私はプライドが高い(うざい)ので、こちらから頭を下げるだけの就活をするのは癪だった。
だから、企業からお誘いがくるスカウトアプリは、実に性格にあっていたといえる。
様々な業界の大手からベンチャーまで、スカウトがくれば取り敢えず足を運んだ。
学校を少し早退して、六本木や渋谷、新宿、日本橋、ありとあらゆるオフィス街に行き、企業説明を聞いたり、座談会に参加したりしていた。
本当にためになったと思うものもあれば、行った意味を全く感じないものもあったが、普段は会えないような人々に会い、社会人の話を聞くのはなかなか面白かった。
これは数少ない、就活の楽しかった思い出である。
そして友達に、「なんで早退するの?」ときかれ、
「ごめん、これからセミナーだから」と、答えるのは、『みんなより就活頑張ってる私』『みんなより一歩進んでる私』と、いう快感を得るのにうってつけだった。
私は本当に捻くれている。性格が悪い。

その中で、11月に本選考に乗ったベンチャーがあった。
詳しいことは語らないが、一次面接、二次面接、三次面接、リクルーター面談、と、とんとん拍子で選考は進んだ。
インターンの選考で培った技術があるからか、
どうやら私は面接がかなり得意なようだ、と、
完全に調子に乗っていた。
このままいけば、大手が始まる前に、一個内定を持っておけるぞ。
そんなことを考えながら、3月の頭にそのベンチャーの代表との最終面接を受けた。

30分の面接。
結果は、惨敗だった。

こうして、私の【第一次就活順調期】は、
呆気なく終わりを迎えたのだった。

本日はここら辺で失礼します。

#就活 #21卒 #22卒 #大学生


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