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ミャンマーの健康診断でできたこと

健康診断に行ってきました。

というのもここ1か月ぐらいずっと体調が悪く、風邪かな?と思って治ったら食あたり、それから咳き込むことが続いたりと微妙に元気が出ない状態で作業をしようにも全く捗らなかったためです。仕事も気が入らない状況だったのでさすがに病院へ行くことにしました。(時期も時期ですしね…)

今日はその病院でのことを書こうと思います。結論をいうとかなりいい病院でした。

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↑これはお薬手帳かな?

普段はほとんど病院へ行きません。別に病院嫌いとかじゃなくて、外国人だと気が引けるんですよね...。うちの近くは大きいところでも英語が通じなかったり、こちらがミャンマー語を頑張っても聞いてくれなかったり(←私が下手なだけ)で通訳してくれる人に来てもらわないと行く気にならないんですよ。もうミャンマーも長いので他の施設なら全然平気なんですけどいまだ克服できず...。

以下、実際ぼくが健康診断を受けた流れです↓↓

1.たらいまわし!!

まず病院の受付で「外国人でも大丈夫?」と聞きます。ここでいう「大丈夫?」は英語で診察してくれる?とか薬の用量調節してくれる?とか外国の保険ききますか?とかっていう意味じゃないです。そのまんま「診てくれますか?」です。なんなら「入れてくれますか?」でもいいです。ほとんどないですけど時々門前払いがあります。特に今はコロナの影響なのか、厳しいかもしれません。ぼくも予定していたところで無理といわれたので今回行ったのは第2候補でした。

受付でOKをもらったら指示された待合室に向かいます。そこで「ここで待ってればいいの?」と聞きます。そしたら「違うよ」となります。それを何回か繰り返しましょう。ときどき受付まで戻ることもあるかもしれません。RPGのめんどくさいダンジョンを攻略するときのギミックを解決しないと次の扉が開かない状況と同じです。いろんなミャンマー人に声をかけて「座って待ってて」と言われるまでぐるぐるします。

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↑こんなにきれいな受付じゃないです...

2.診察室で二人っきり

この「二人っきり」は医者と患者じゃありません。ぼくと通訳です。診察室に通されると当たり前のように誰もいません。日本みたいにいろいろすごい設備が整ってるわけじゃないんですが、わりとじっくり診察室内を観察できるので僕は好きです。これが30分ぐらい続きます。セキュリティとかどうなんですかね。いろいろ薬なんかあるだろうに。

3.心電図・血液検査

そのあとお医者さんがきて一通り触診があります。このときがっつりおち〇ちん触られたんですけど健康診断ってそういうものなんですか?多分50歳ぐらいのおじちゃん先生でめちゃくちゃ元気でした。

触診後に助手?の若いお兄さんが心電図をとってくれます。ミャンマーで心電図がとれるなんて思ってなかったので感動しました。日本みたいに吸盤を吸いつけるやつでした。

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心電図の後は血液採取から検査です。特筆することはないんですけどちょっと段取りが悪くて注射する直前に何かを取りに行ってしまってその間二の腕を圧迫され続けました。注射より痛かったです。そして裏で検査をしてくれたようでしたが、なんとこの血液検査1日で即結果が出ました!日本だと普通なんですかね?いっしょに行ったミャンマー人はちょっとびっくりしてました。

4.レントゲン

つぎはレントゲン室です。だいたい日本だとレントゲン撮るとき、すごい待たされませんか?今回はラッキーだったのかもしれませんが待ち時間ゼロでレントゲン室直行でした。本当に診察室でてからそのまま「撮るよ」ってなってちょっと混乱するぐらい早かったです。設備は日本のレントゲン室とほとんど同じで安心設計でした。だいたい流れも日本と同じだと思います。僕のミャンマー語ミスで「息吸って」を「息はいて」だと思ってしまい、焦りましたが「どっちでもいいよ」って言ってました。あとレントゲン撮っている真っ最中なのにすぐ横に通訳立ってたけど何か悪影響とかないのかな...。

5.薬もらってさようなら(さようならじゃない)

このあとぼくが「おなか痛い」と言い出したのでかんたんに診察してもらってちょっと(2時間)待ったら薬をくれました。「5日分。これは夜だけ...」みたいに定型の説明をもらってお金を払ったらスッとどこかに行きました。あれ?診断結果は?と思いましたが、処方箋出てるし、「帰るよ?」と言ったら「どうぞ」だし、まあいっかということでバイクに乗ってたら「診断結果忘れてるぜ!!」って追いかけてきてくれました。(さっきくれや...てかどうぞって何?)と思いながらも駐車場で診断結果を聞きました。「お前はHIVもB型肝炎も陰性だ!」と言ってましたがもし陽性だったらそれも駐車場で聞くことになったんですかね?

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↑どれが何の薬なのかは全くもって不明

6.診断結果

診断結果は大きい問題は特になし。おなかをこわしているせいでアレルギー反応が出てて白血球が多いのとお酒の飲みすぎで小さい膵石があるだけでした。免疫が崩れているので体調が安定しないみたいです。仕事も休みをもらえたのでゆっくり休養したいと思います。

最後に

行き届いたサービスとか完璧な医療環境とか、もちろんそういう褒め方はできないですけど、今回あんまり不快感を感じることはなかったです。途中から通訳の人が帰っちゃったので私一人でうまくコミュニケーションできなくても「しゃあないな!」みたいな感じでやってくれるのがうれしかったです。

もっと院内の写真があればわかりやすいと思ったんですけど、やっぱりデリケートな部分だと思うので控えました。興味がある人はぜひミャンマーにいらして、変なものたくさん食べて、おなか壊して、担ぎ込まれてください。

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