アラ還女子、ニュージーランド上陸④

瞬く間に過ぎていった10日間、あやちゃんの運転する車で空港まで送ってもらい、けいこに最後の最後まで手を焼かせて、それから別れを惜しんで、今搭乗ゲートです。

日本のSIMカードに入れ替えたら、兄から母が入院し、そして退院したとメッセージが入っていた。これは日本に着いたら、妹に状況を聞いてみないと…

さて、今回のニュージーランド体験、いろいろな意味で素晴らしかった。
①ツアーで観光地を回るのではなく、住宅地で海外の生活を味わうというのが初めてだったこと。
②10日間も居候するわけで、私はけいこの負担を少しでも少なくしたかった。お客さまではなく、共同生活者として振舞いたかった。掃除や洗濯は私にも自分の流儀があるので、はじめから宣言していた庭仕事とお料理をできるだけさせてもらおうと思った。けいこもあやちゃんもお世辞も含めて私の料理を楽しんでくれて、心から嬉しかった。
③ニュージーランドは様々な人種が暮らす国で、必然、自分が黄色人種でアジア人で日本人でヤマト民族なのだと感じさせられる。そこには薄っすらとそれぞれの意識や扱いの差があるのだと肌で感じた。で、なぜかしら私はいつもより姿勢を正して街を歩いた。
④日本の円安やニュージーランドの物価は恐ろしいばかりで私は空港でも飲み物を買うのさえ、躊躇する。今の日本の現状をお財布に感じる。
⑤私がニュージーランドに来たかったそもそもの理由は「夫からの逃避」。定年後のYouTubeとパチンコ漬けの夫の生活をそばで見ているのがストレスなのだ。それに日本での毎日の忙しさからもしばらく離れたかった。何にも追われることのないシンプルな生活がしてみたかったのだ。
⑥果たして、私はシンプルライフを心ゆくまで身を浸すことができた。やりたいことだけをやって、疲れたらお昼寝をして、ヨガをして、ストレッチをして、テレビもほぼ見なかったけれど、SpotifyやYouTubeを通して、ラジオを聞くように、またBGMも楽しめた。
⑦といっても、貧乏性の私は今回のニュージーランドでパッチのパターンをひとつ仕上げることと、母から読み終えたものをもらうPHPを数冊読むこと、そして英語で話してくることを自分に課していたけれど、どれも曲りなりに目的達成。パッチワークにアイロンが必要だったけれど、けいこの家にはアイロンがなく、鍋底のキレイなお鍋でお湯を沸騰させたものをアイロン代わりにできるというネット情報で乗り切った。そのあとはけいこもそのアイロンもどきを多用していた。
⑧庭仕事はいろいろイメージを持っていたけれど、けいことガーデンセンターで植物を選ぶにつけても、けいこのお庭なのだと意識をとても整理できた。ニュージーランドの気候がはっきりとわからない中の庭仕事はどこまで正解かわからないけれど、けいことあやちゃんがこのあとの植物の成長を見守ってくれると思う。とにかく、私が人のお庭にかかわるというのがこれが初めて。とってもいい体験だった。
⑨街に出てみて、けいこと店員さんが話す英語はところどころの単語しか聞き取れない。何を言っているかわからない。ただ、横でニコニコしたり、困ったりしている日本人の自分が情けなかった💦けいこもあやちゃんも「ニュージーランドの英語は聞き取りにくいから。」ってフォローしてくれたけれど、やはり悲しい気持ち。で、最終日には一人で街のカフェでランチをしてくることにし、めでたく、美味しいランチを楽しむことができた。そこの店員さんにもこれからもっとこういう風に話していけばconfotableになるよ。と笑顔で話してくれた。とりあえず、自分でできたぞぉっと自分を褒めたい。
⑩私もいつかけいこがこれから営むようにB&Bをやってみたい。それについてもとても勉強になった。

まだあるかもしれないけれど、とりあえずはこんな感じ。
最後に私を気持ちよく受け入れ、気持ちよく過ごさせてくれたけいことあやちゃんに大感謝❤❤❤ここまでけいこと大事な友だちとして過ごせた自分の人生にも感謝!そして、素敵な国ニュージーランドにありがとう。


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