See you soon! きょうこを送り出して

きょうこ、無事にゲートまで行けたんだね。よかった。

でもお母さん心配だね。すぐ退院なさったとのことなのでちょっと安心だけど、くれぐれもお大事になさってください。

きょうこのニュージーランド上陸日記を読むことで、きょうこがこの旅行に何を期待し、何を得たかが改めてわかった。毎日顔を合わせてたわけだし、たくさん時間を共にしたし、いろいろ話をしたし、とお互いのことがわかっていたつもりでも、こういう文章にしてお互いの気持ちや思いを確認できるのは、とってもいいね。

何か得ることがある時間をNZで過ごせてもらえたなら、そしてそのアシストができたなら、私もすごく嬉しいよ。

私はまた迎える側からの立場で振り返るね。今後の民泊への気づきも含めて。

寒い・暑いなど体感温度はさまざま:例えば、私はどちらかというと寒がりで、夫は暑がり。まずきょうこが(あるいは他のゲストが)よく寝られる、ということが受け入れ側としては一番大切だと思って準備。この意味から、NZ到着1日目にベッド屋さんに行き、私たちのベッドと、ゲスト用のシングルベッドをふたつ購入(4ヶ月までのことで、遠い昔のよう。。。)。ベッドも安眠できるように、質の良いものを購入しておいた。なんでも高価なNZでは、何にお金を使い、何を節約するかは知恵もいるし、それぞれの人の好みも反映される。

きょうこにはこちらの掛け布団と日本から持ってきた毛布(日本のそれは品質が高い)、そして湯たんぽを準備。きょうこが毎晩ぐっすり寝られた、と言ってくれてとっても安心した。寝られないと人はてきめんに疲れるからね。

② 人が心地よいと思われる距離感:ずっと前に建築士の人が教えてくれたんだけど、人間は(という動物は)12畳くらいの空間を「自分のスペース」として認識するのだそう。それ以上すごく広くなってしまうと、何がどこにあるとか整理するとかいうことが把握しにくくなるそう。だからその人曰く、年取ったらこたつに座っていろんなものに目配せできる・手が届く、という生活は悪くない、とのこと。

それと同時に12畳くらいないと窮屈にも感じるということ。その点から、きょうことの生活は日中は時間を共にすることが多かったけど、夜9時ごろを過ぎると「じゃおやすみ〜」と言って、お互いの部屋に入って、本読んだりヨガしたりできたことは、この「ヒト」としての空間を確保できたことでストレスが少なかったと思う。

そして、こちらの家の建て方が、ベッドルームをハッキリ分けて断熱材もしっかり入れなくちゃいけない作りになっているので、必然的に音を遮断することにもつながっていてプライベートが比較的確保しやすいことにも改めて気づく。

次回は、バスルームも完成しているはずなのでより快適に泊まってもらえそう。

食事について:きょうこが率先してお料理をしてくれて、とっても助かった。私がもっと分担しても良かったんだけど、この範囲はお任せすることにした。元々外食は胃が疲れるし、こちらの物価を考えるととても頻繁にはできない。もし海外旅行では、いっぱいいろんなものを食してみたい!と思う人には、全く合わなかったと思うけど、きょうこも私も(あやも)この点ではとても満足だった。

他の人のキッチンでお料理するって、何がどこにしまってあるか、その家の人の好みとかがわからず難しいことが多い。私もこちらのキッチンは下手に引き出しが多くてどこに何をしまうか、システム化したり・慣れるのに時間がかかった。でもそれを担当してくれたきょうこに感謝!おいしかったよ!

街中を歩く・探索する:今回は「住むように旅行してもらう」が目的だった。違う街でバスに乗ったり、乗り換えしたり、歩いて探索するって、日本の国内でもドキドキするのに、それを海外でするのは勇気のいることだよね。

幸い、NZは安全な国だから、一人で送り出しても全く心配ないけど、でも(いくら有能で甲斐性のある)きょうこでも、新しい場所に慣れるには時間がかかるよね。だから、最終日に一人でカフェに行って昼食を食べ、街をぶらぶらできたよ〜!と帰ってきてくれたのは、私にとっても嬉しかった。

4ヶ月前、私たちが引っ越してきた時も、全く同じことをしたのを思い出した。今まで住んでたところとは全く違う地域なので、どこに何が売ってるか、移動は車・バス・電車のどれが便利か、どこがオススメでどこを避けるべきか、などなど。人が尋ねてくる、ということがわかってたので、時間がある時に(車で行けるんだけど)、あえてバスや電車で予行練習しておいて良かったと思った。

この意味から、私の行動範囲も、今後さらに広げる必要があるな、とも思った。これは私がオークランドを楽しむためにもすごく大事なことだし、人を案内するためにも必要なことだと認識。

今日、きょうこを空港で見送った後、あえてバスで自宅に帰ってみた。車に比べ利便性はおちるし時間はかかるものの、今まで知らないところをバスがくねくね通って街まで帰ってくるのを経験したのも、今後の何かに役立ちそう。

お掃除・お洗濯:これは基準が千差万別だよね、人によって。お洗濯は自分でやりたい、って人もいるだろうし、一緒にお願いします、って人もいるだろう。その時その時で決めたらいいね。

お掃除は、多分きょうこの基準からいうと、すごく手抜きだったと思う。けど上を目指せばキリがなく、これもあまり気にしすぎてもこちらの身が持たないので、最低限の感じでやった。ここをやりすぎてしまうと、一緒に楽しくいる時間を削る・遊ぶのがしんどくなる、と思ったから。

以上、私の気づきをまとめました。

ふたりともの合意は、きょうこが言ったように、10日間あっという間だったけど(明日はもう土曜日で先週は一緒にFarmer's marketに行ったとは信じられない!)、ちょうどいい期間だったと思う。その間、お互いにそっと気遣いしながら時にはちょっとだけストレス溜めながら、でも機嫌よく時間を過ごせたのは、大、大、大成功と言えると思う。

改めてわざわざ来てくれてありがとうね。虹に迎え入れられ、快晴の空で旅立ったこの旅行で、きょうこのエネルギーチャージできたことを願ってる!

今日も快晴だから、今からシーツお洗濯します!
多分、恭子が乗った飛行機で、成田から夫が明朝帰国します(きょうこの匂いするかな笑)。
なので、2日続けてオークランド空港に出かけ、そして私たちの日常がまた始まります!

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