人生は死ぬまでの暇つぶし、だからこそ
人生は死ぬまでの暇つぶしだし、起きたことに意味はない。ただの思い出。できごとが過ぎ去るだけ。
「何気ない1日」を、ひたすらに紡いでいけば、やがて死ぬ。死ぬっていう事実に向かって進んでるだけ。
わたしは、根っからのポジティブさを持ち合わせていないので、こういうことを結構本気で考えている。
その割には、「人生オタク」で、目標を掲げてコツコツ努力したり、「よりよく生きる」ということに非常に関心がある。
どうして夢とか目標とか、やりたいこととか考えるのでしょう。だってどうせ死ぬなら意味ないじゃん?
考えた。
わたしの答えは、日常にワクワクする何かがないと、「何気ない1日」を成り立たせること自体が、非常に難しいから。
わたしの思う、「何気ない1日」とは、
朝起きて、顔を洗って、朝ごはんを食べて、着替えて、学校(職場)へ行って、お昼ご飯を食べて、家に帰って、夜ご飯食べて、ちょっと勉強して、家族と話して、お風呂に入って寝る。
それだけ。
たったそれだけなのに
怠惰で、根っからのポジティブさを持ち合わせていないわたしは、ときめくような何かを自分の日常に散りばめておかないと、すぐ「楽しくないな」と、どんどんマイナスな方に気持ちが引っ張られていく。
そうなるともう、マイナス思考なので、切り替えができなくなって、朝、悪夢を見て目を覚まし、そしてずっと布団にこもっていたいので、まず、起きない。笑
起きないので、もう「何気ない1日」がスタートすらしない。
朝ごはんいらないし、家の外にでるのだるいし。
他人のSNSみたくないし。お風呂だるいし。
*
この間の年末年始の帰省で、2日間本当に何もしなかった日があった。
家事もせず寝続けて、読書もピアノもヨガも勉強も考えごとも、なーーーんにもしなかった。それから家族以外の誰とも会う約束をしていなかった。
そうしたらやっぱり、「ああなんかつまんないなー」って、どんどん気分が落ち込んだんですよね。
だから「明日は2024年にやりたいことを考えよう」というタスクを設定して、朝早く起きて、やりたいことリストを作成し、それから新しい曲の譜読みを始めてみた。
そうしたら、みるみるうちに気分が回復してワクワクした。「何気ない一日」を過ごすことができた。
人生って、結局のところ、何気ない1日の中にちりばめられたちょっとしたときめきを大切にすることなのかも、とか思う。そして、どれだけ散りばめられるかは、自分次第。
そういえば、以前も同じようなことを書いていた。
社会人になってから、「ポジティブだね、なんでも前向きだね」と言われることが多くなった。
その度に、「え!?こんなにマイナス思考なのに!?」と驚いてしまう。
ただ、もしポジティブな印象を持ってもらえることに理由があるのだとしたら、「何気ない1日」を成り立たせるコツを、他人よりも研究しているからかもしれない、と思ったり。
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