加藤豪将、NPBデビューから9試合連続安打

北海道日本ハムファイターズの加藤豪将(2022年ドラフト3位)がNPB初出場から9試合連続安打をマークし、NPBの新人記録を更新した。

MLBでのプレー経験のある加藤豪将は5月25日、本拠地・エスコンフィールドでの対ソフトバンク戦で”NPBデビュー”を果たしたが、その試合から6月4日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)まで出場した8試合すべてで安打を放っていた。

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加藤は6月6日、エスコンフィールドでの対広島カープ戦に「3番・一塁」で先発出場すると、広島先発の大瀬良大地の前にピッチャーゴロ、セカンドフライと2打席凡退。
5回裏、2死一塁の場面で迎えた第3打席、大瀬良と3度目の対戦となったが、加藤が打った打球はゴロとなって、一、二塁間へ。
広島の一塁手・堂林翔太が捕球して一塁へ送球したが、加藤はヘッドスライディングで間一髪、セーフとなり、一塁への内野安打を記録した。
これで5月25日のNPBデビューからの連続試合安打を「9」に伸ばした。
次の第4打席もライト前にヒットを放ち、この日は4打数2安打、今季の6度目の1試合マルチ安打を記録すると、打率を.417に上昇させた。

NPBの新人選手が初出場から連続で安打を放った最長記録は、1966年のドラフト制定後では2018年に加藤の同僚である清宮幸太郎(早稲田実業、2017年ドラフト1位)がプロ初出場から7試合連続安打(5月2日~5月9日)をマークしているが、ドラフト制導入以前も含めると、1962年、東映フライヤーズの新人、青野修二(立教大学)が4月7日、大毎オリオンズとの開幕戦に「2番・セカンド」で先発出場してから8試合連続安打を記録している。

なお、守備固めでの出場による中断を含めると、2015年、オリックス・バファローズの新人、小田裕也(日本生命、2014年ドラフト8位)が8月6日の初出場の試合から8月15日の試合まで、打席に立った9試合連続で安打を放っている。

それ以前では、2リーグに分立した1950年に近鉄パールズの新人、伊藤利夫(早稲田大学ー大日本土木)が開幕戦の3月12日、対毎日オリオンズ戦(藤井寺球場)に代打で初出場してプロ初ヒットを放ってから、3月31日の試合まで出場した10試合連続で安打を放っており、2リーグ制分立後の最長記録である。


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