成功を手にするために内部要因と外部環境を紐づけろ!
みなさんこんにちは税理士法人MMI営業企画部の起業コンサルそうすけです。
本日は、『内部要因』と『外部環境』を紐づけろ!をお送りいたします。
ぶっちゃけ起業で成功するためには、儲かる商売で起業することです。
しかしここで二つの問題が発生します!
それが・・・
『儲かる商売って何?』と『例え儲かる商売があったとしてもやりたいことではない』です。
この『儲かる商売って何?』が外部環境の最大利用価値であり、やりたいことやできることが内部要因!になります。この二つのバランスが大切になっています。
今回は・・・
①内部要因と外部環境について
②バランスが重要な理由
③ではどうすればいいのか?
以上の順番でご説明していきます。それではいってみましょう!
内部要因と外部環境について
まず初めに、内部要因と外部環境について簡単にご説明していきます。
図をご覧ください。
この人型の部分に書いてあることが内部要因です。
あなたの経験・スキル・知識・ノウハウ・情熱や何をやりたいのか?どうしてやりたいのか?なども内部要因になります。つまり動機モチベーションであり、あなたの持っているリソース資源でもある部分です。
次に外部環境は、社会的背景です。今の社会の制度、世の中のニーズや風潮や流行です。
商売をするにはマイナスの要因になる事とプラスになることもあります。
例えば、過去の出来事で言えば、バブル崩壊やリーマンショック、現在で言えばコロナショックなどもマイナスとしての外部環境と言えるでしょう。
逆にプラスの要因として、助成金や補助金の多様化、法人設立のしやすさや副業や起業のしやすさなども言えます。
そもそもビジネスや商売は『人の困ったの解決』です。それがニーズです。誰がどんなことに困っているのか?その解決を売るのが根っこになります。
極端言ってしまえば、そうではないものは買い手がいないのでニーズがない!と言えます。なので外部環境をリサーチや市場調査で知る事は起業するにあたって絶対必要だと言っても過言ではありません。
では、どうしてバランスが必要なのか?を記していきます。
そもそもなぜ起業しよう!と思うのでしょう?
これも人それぞれだと思いますが、いくつか例を挙げてみます。
などなど色んな場合がありますが、たとえばこの中で比較的経営が上手くいくのは①と③です。
そして一番うまくいかないのは、②と⑤です。
④はフィフティーフィフティーです。
以上の理由と共に外部環境と内部要因のバランスが大事!について説明していきます。
バランスが重要な理由
まず①と③が上手くいくのは、外部環境に比重が置かれているからです。
①は経営者気質、独立心を育まれるような家庭環境であったために、起業して上手くいくための考え方や方法が家庭環境や教育の中で備わっている人が多いです。つまり闇雲に起業するのではなく、起業に至るまでの準備をしっかりとしています。経営に関しての知識も備わっており、そのため“やりたいことがあるから”と言うよりも、どうしたら?何業で?今のご時世は?などなど外部環境からやることを決めている可能性が高いです。そしてそもそも、やりたい物事ではなく、起業家として成功することにモチベーション動機があるので、継続もしていけます。
次に可能性が高いのが③番の起業せざるを得ない状況に追い込まれて…ですが、例えば会社で働いていた部署が上手くいって子会社化した時に代表になった…とか、たまたま仕事でやっていたことが上手くいって、自然と会社を作らなければならなくなった…という感じです。
そもそも外部環境を捉えたから、つまり世間のニーズを満たして既に上手くいっているので、起業しても上手くいくのは必然です。
しかし①と比べると、それが自分のやりたいこと?というわけではないので、自分の情熱を傾けられないかもしれません。
つまり内部要因は満たしていないかもしれません。
いくら儲かってもモチベーションが続かないので、継続したくなくなってしまう恐れもあるので注意が必要です。
続いて上手くいかない可能性が高い②と⑤です。
②は他の記事でも言ってますが、好きな事、やりたい事が商売になるとは限らないということです。例え自分がやりたいことでも、それは自己満足であり世間から求められていることではない可能性が多分にあります。
次に⑤は一番だめなケースですが、誰かに煽られて起業する。
例えば自己啓発とかインフルエンサーの言葉に感化されて、ノリで初めてしまう場合です。これは外部環境はおろか内部要因も外部から与えられたもので、一時のテンションに翻弄されている可能性があります。
例えば自己啓発やコーチングを勉強すると、その考え方の素晴らしさに感動してしまうケースがあります。しかし、考え方の素晴らしさが商売になるとは、これまた限らないのです。
最後に50/50の④番の副業が転じてですが、もともと興味があり副業にしたのでモチベーションはあるでしょう。更に起業するほど上手くいっている…と仮定すると、世間のニーズのある商売なのだと思います。
しかし注意してほしいのが『副業レベル』で上手くいっている、たまたま『流行』で上手くいっている?のではないかということを冷静に判断してほしいのです。
例えば、あまり良い例ではないですが、コロナが流行しだした時にマスクの転売で儲けた人もいると思います。しかし、それは生涯の仕事には出来ないですよね!で、こういった一瞬の儲かり方で早とちりで起業してしまうと後で痛い目をみます。
このように、外部環境を掴んでいても自分のモチベーションが続かなければやめてしまったり、苦痛に感じたりしだしてしまいます。逆に自分のモチベーションのみで起業しても世間のニーズがなければ商売にはなりません。バランスが大事なのです。
ではどうすればいいのか?
まずは自分の内部要因の棚卸をしましょう。
経験・スキル・知識・ノウハウ・情熱や何をやりたいのか?どうしてやりたいのか?なぜそう思ったのか?などなど自分の内在するあらゆるものを棚卸して紙に書き出しましょう。
次に現代の社会の風潮やニーズを調査しましょう!多くの人が何で困っているのか?その困っている物事の解決することはできるのか?商売になるのか?です。
例えば、商売のニーズは誰かの困ったの解決が基本ですが、その困ったの解決に対価を支払う文化や風潮があるか?も考えなければなりません。
電車で席を譲る事は困ったの解決ですよね。
でも譲られた人が譲った人に対価を支払う風潮はありません。
当たり前ですが、それを商材にするのは無理ですよね。
でもマナーの悪いことに困っている鉄道会社などに画期的な親切やマナーを促す商材を売ることはできるかもしれません。
このように世間のニーズを満たす為に、自分の持っている能力は役に立つのか?やる気や情熱を傾けられるのか?と内部要因と外部環境を結び付けることが大切になってきます。
世の中には無暗に、好きを仕事に!なんて軽はずみに言う人もいます!才能は誰にでもあるし好きな事やりたい事がある人もいる。でもそれが商売になるかどうかマネタイズできるかどうかは別問題です!
やってみなきゃ分からないというが、やらなくても分かることが意外に多くある。ビジネスには土壌(つまり外部環境)がかなり影響することを知っておきましょう!
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