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「砂糖を摂ると虫歯になる」の嘘

【う蝕原性細菌】

 う蝕原性細菌は糖を原料に酸を作り、歯を溶かします。ですから、虫歯とは、一言で言って、糖の摂りすぎ、すなわち糖質の過剰摂取によって起こる疾患なのです。

 糖と一口に言っても様々な種類があるのですが、特に砂糖や異性化糖など、強い甘みを持つ糖類は虫歯を発症させるリスクを飛躍的に高めます。 長尾周格〈歯医者が虫歯を作ってる〉より

✔️【真相〈虫歯と砂糖は関係ない〉】

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 アフリカのタンザニアに、狩猟採集で生活をするハッザ族という人たちがいます。

 彼らの協力のもとにおこなわれた研究に興味深いものがあります。

 まず、ハッザ族の女性たちは普段、イチジク、ベリー、バオバブの実、根茎類などを食べているのですが、それを米、トウモロコシ、豆などの現代食に近いものに変えたところ、虫歯が16%から42%にアップしたそうです。

【ハッザ族の乳幼児】

 次にハッザ族の乳幼児の比較。

 肉、ハチミツ、バオバブの実などを食べる狩猟採集のハッザ族の乳幼児には、14%しかエナメル質の異常が認められなかったのに対し、トウモロコシやイネ科の雑穀を食べる街に住むハッザ族の乳幼児には、実に77%のエナメル質の異常が認められたそうです。

【虫歯の定義の間違い】

 アメリカの教科書によると虫歯とは……

 砂糖や炭水化物を口腔内のバクテリア(常在菌、ミュータンス菌&乳酸菌)か発酵して乳酸を出すため、歯のミネラル(ハイドロキシアパタイト)が溶けること。

 ……と、定義されているそうですが、ハッザ族の研究から結論を出すと虫歯に砂糖は関係なく、米やトウモロコシといった炭水化物が原因と思われます。

【75歳で虫歯ゼロの池田清彦】

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 早稲田大学名誉教授/生物学者の池田清彦は75歳にして、なんと歯を1本も失っていないそうです(正直にすごい!)。

 しかも歯磨きはあまり熱心にやっておらず、そのことを奥さんによく叱られるそうです。

 では、なぜ池田清彦は虫歯がないのか?本人は「砂糖や甘いものをめったに食べないから」と分析しているようです。

 池田清彦にそう言われてしまうと万人が納得してしまうかもしれませんが、それは早計というものです。

 というのも、私の父も甘いものをめったに食べない人だったのですが歯はボロボロで、最後は虫歯の痛みに苛まれながら74歳で他界したからです。

 ちなみに池田清彦は酒が大好きらしく、私の父も酒がとにかく好きな人でした。

 池田清彦と私の父はけっこう共通点が多いのですが、なぜ歯に関してだけはこうも違うのでしょうか?

 池田清彦は甘いものだけでなく、米やトウモロコシも食べない人なのでしょうか?

 理由はよくわかりませんが、砂糖や甘いものが関係していないことはたしかだと思います。

【まとめ】

 ●虫歯の原因は砂糖ではなく、米やトウモロコシなどの炭水化物と考えられる。


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