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「がんが検査で見落とされる」というニュースの罠

【がんの見落とし】

 以前、NHKの〈クローズアップ現代〉で「がんの見落とし」というニュースが取り上げられていました。

 一例として、Aさん(仮名)のケース。

 2017年1月に鎖骨骨折で入院した際、レントゲン撮影をして右肺上部にがんらしきものが写っていたが、そのときはがんとは診断されなかったそうです。

 半年後、咳と胸の痛みで再び病院を訪れてがんだとわかり、すでに骨盤に転移していたそうです。

 Aさんの娘さんは病院への怒りと悔しさを語っており、街頭インタビューでも街の人々は「がんの見落とし」を連発する医療界に憤激を隠せないようです。

 ここまで見た私はこう想像しました。

 「だから検査なんて意味はないんだから、医療界も検査の無意味さを認め、『検査を全部やめにします』と言い出したのかな?」と。

 しかし、〈クローズアップ現代〉は、私の想像とはまったく違う内容でした……。

【がんの見落としが起きる理由】

 まず、なぜ「がんの見落とし」なる現象が起きるのか?

 放射線診断医と呼ばれる人たちが画像検査をして、その結果を主治医に伝えるそうなのですが、主治医に伝わらないという情報伝達ミスが起きたり、そもそも人手が足りなくてすべての画像を見ること自体ができないそうなのです。

 という理由からなのか、ゲストとして呼ばれていた国立がん研究センターの医師は「技術革新に対して医療体制が追いつかない。せっかくがんが見つかっているというのに、非常に嘆かわしい」と結論付けていました。

 こうしてテレビという洗脳装置を通して、大嘘の情報が日本国民の脳に刷り込まれていくのです。

【検査の嘘】

 検査の目的とはがんを早期発見・早期治療することですよね?

 ところが結論から言いますと、早期発見・早期治療の有効性は否定されているんです。

 つまり、検査を受けることでがんを早く見つけられるというのは、医療界全体がグルになってついている世紀の大嘘であり、せっせと病院に通ってせっせと検査を受けている人たちというのは、貴重なお金と時間をドブに捨てている上、がんでないのにがんと診断されて有害な治療を受けさせられている可能性さえもあるんです(これをオーバーダイアグノーシスといいます)。

 では、「検査でがんが見つかっていたというのにがんが見落とされていた」とはどういうことなのか?

 シンプルな話です。放射線診断医(?)という人たちが「私は画像検査でがんを見つけていたのだ」と自称しているだけです。

 がんの早期発見・早期治療の有効性が否定されている以上、それが本当にがんだったのかどうかは誰にもわかりませんし、仮にがんだったとしても放っておいても大丈夫ながんの可能性もあります。

 よって「がんの見落とし」なる現象はほとんどありえないことなのです。

【がんの見落とし事件ニュースの目的】

 では、なぜ医療界は、自分たちのイメージが悪くなる情報を流すことに承諾しているのか?

 「たしかに情報伝達ミスなどは起きるものの、医療技術はちゃんと進歩していて、検査すればがんもちゃんと見つかる。だからこれからも検査はちゃんと受け続けてくださいね」━━というペテンのメッセージを国民に送るためです。

 来年も再来年も、きっと無数の人々が検査を受けてがんを早期発見・早期治療し、早期に亡くなっていくと思われます。

 小林麻央さんの死が全然教訓になっていません……。

 もしもこれから先、有名人のがん死のニュースを目にしたら、無意味有害な検査による早期発見・早期治療が原因なんだろうなと思ってください。


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 日本人の3人に1人がかかると言われる国民病のがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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