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「がん放置療法は一般の人には意外と不評だった」の嘘

【がん放置療法はまともではない?】

 私自身が「がん放置」に否定的なことはもちろん、たいていの医師は近藤理論に疑問を呈しています。

 がん放置療法は、プロの目から見てまともではないのです。

 しかし、一部の有力なメディアの取り扱いなどの影響を受けて、一般の人が「がん放置理論」に引きずられてしまうことは往々にしてあるでしょう。これはかなり心配なことです。 石井光〈医者の罪と罰〉より

✔️【反論〈マッキノン理論が無視されている〉】

 よほどの勉強不足か、すっとぼけているかのどちらかです。

 近藤誠のがんもどき理論というのは、カナダの統計学者マッキノンの理論が土台になっているのです。このことは近藤誠自身、様々な著書の中で言及しています。そして私の知る限り、マッキノン理論を覆した人はいまだに現れていません。

 近藤理論を批判する前に、近藤理論の土台となっているマッキノン理論の欠点にツッコミを入れるのが先ではないでしょうか? 

【一般の人の8割ががん放置理論を知らない?】

 そこで、一般の人がどれぐらい近藤理論を知っているのか、どう思っているのか、独自にアンケート調査をしてみました。 アンケートに答えていただいたのは、当院に直接関係がない企業の社員のみなさんなどです。ふだんから産業医として多くの企業の検診などに携わっていることが、こういうときに役に立ちます。 

 実際にお願いしてみると、491人もの人たち(20~80代の男女)から回答をいただくことができました。ちなみに、そのうち、がんの患者さんは10人でした。 

 その結果は、私を少し安心させてくれるものでした。 

 1問目の「あなたは近藤医師のがん放置理論を知っていますか」という問いでは、「知っている」と回答した人が22%(108人)、「知らない」と回答した人が78%(383人)でした。 

 マスコミなどでは大きな話題を集め、その著書に出版社から賞も贈られている近藤氏の理論ですが、実際には、8割近くの人に知られていないことが明らかになりました。 石井光〈医者の罪と罰〉より

✔️【反論〈テレビが取り上げないのだから当たり前〉】

 日本人の最大情報源はテレビであり、9割以上の人たちが「テレビが真実を流している」と思い込んでいるのです。

 近藤誠が地上波のテレビに出たのは、私の知る限りTBSの金スマ1回のみです。

 探せばほかにもあるのかもしれませんが、私は金スマしか知りません。

 雑誌などで頻繁に取り上げられ、出版社から賞を贈られたとしても、テレビに頻繁に出なければ大半の一般人には知られることはないのです。

 一方、近藤誠とは正反対に、標準治療や早期発見・早期治療を推奨する医者はテレビにひっぱりだこです。これがなにを意味するのか?

 近藤誠の主張が正しいことを医学界はわかっているので、テレビ界に圧力をかけて近藤誠を出させないようにしている━━これが真相でしょう。

【近藤理論の要約】

 次に、「近藤理論を正しいと思いますか?」という問いを設けました。

 アンケート用紙に近藤理論の要約を掲載し、1問目で「知らない」と答えた人にも、それを読んで回答してもらえるようにしました。 

 その結果、「正しい」と回答した人は4・5%(22人)しかいませんでした。それに対して、「間違っている」と回答した人は92・3%に達しました。 

 大部分の人は、がんは治療せずに放置してもよいとする近藤理論を、受け入れがたい主張だと考えていることがわかりました。

✔️【反論〈“近藤理論の要約”なるものが公平な内容とは思えない〉】

 アンケート用紙に掲載したらしい“近藤理論の要約”というものが、かなり偏った内容であることは容易に想像がつきます。

 石井光はマッキノン理論を無視しているので、用紙にはマッキノン理論のことは一切書かれていないでしょう。

 また、早期発見・早期治療推奨派なので、早期発見・早期治療の有効性がデータで否定されていることも触れられていないでしょう。

 これでは無知な一般の人たちが近藤理論を「正しい」と答えるわけがありません。   

【94.7%が「放置したら進行するので治療する」と答えた】

 最後の設問は「あなたはがんになっても放置しますか」としました。この問いには、「放置したら進行するので治療する」と答えた人が94・7%(465人)。ほとんどの人はなんらかの治療の必要性があると考えていました。

 一方、「放置する」と回答した人も3・7%(18人)いましたが、これは、2問目で近藤理論を「正しい」と答えた人の割合(4・5%)よりさらに低いものでした。

 たとえ理論的には正しそうだと思っても、実際に自分ががんになったとき、治療せずに放置するという選択には抵抗が大きいのだろうということがうかがえます。

✔️【反論〈嘘と虚構の城〉】

 それはそうでしょう。あなたをはじめとするがん医者たちが長年にわたって築き上げてきた「がんは放置したら進行するんだよ城」という名の嘘と虚構の城に、日本国民全体が住まわされてしまっているのですから(笑)。

 ところで、「放置したら進行するので治療する」と答えたらしい465人もの一般の方々。あなたたちはその知識をどこで得たのでしょうか?

 おそらく過去に見たテレビや、過去に読んだ本の中で医者がそう言っていたので、それをそのまま鵜呑みにしているだけなのだと思われます。

 自分たちが日本中のがん医者たちにずっとだまされ続けてきたことに、国民全体が気づかないといけない時代がやってきています。

 そのすべてのきっかけを作ってくれたのが近藤誠なのです。

 ちなみに進行と臓器転移はまったく違い、いくら進行しても臓器転移をしないがんは多くあります。

【ミスリード】

 私は、近藤医師個人を攻撃したいわけではありません。彼の放置療法は、よくマスコミに取り上げられ、それを信じる一般の人たちも一部いらっしゃいます。 その図式全体が、“私たち医者の罪と罰”を、象徴しているような気がしてならないのです。患者さんをミスリードする医者の罪は、重いといわざるをえません。 石井光〈医者の罪と罰〉より

✔️【反論〈近藤誠はマスコミになど取り上げられていない〉】

 石井光は「マスコミ」という言葉の意味をわかって使っているのでしょうか?

 テレビ、ラジオ、新聞などをメディアといい、マスコミとはメディアによる情報伝達の活動を意味するのです。

 メディアの王様がテレビで、前述したように近藤誠はテレビでほぼ取り上げられていません。

 日本のがん治療の世界において知らぬものがない人物だったにもかかわらず、近藤誠の死のニュースがテレビでまったく取り上げられなかったことでもわかると思います。

 そんな石井光は近藤誠に対して「国民をミスリードするな」などと言っていますが、「おまえが言うな!」というところです。

【まとめ】

 ●近藤誠はテレビでほぼ取り上げられていなかった。

 ●そのため近藤理論が浸透していないのは当然のことである。


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 日本人の3人に1人がかかると言われる国民病のがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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