新習慣『週1ピラティス』
立ち仕事も座り仕事も、どちらにせよ 脚がツラい。
どんなにほぐしても、あたためても、なにをどう頑張っても脚がずっとツラい…
数ヶ月に一度、自分への贅沢として マッサージを受けるようになっていた。
家の近くのこじんまりとしたサロンが検索でヒットした。
たまたま仕事を早く切り上げることができたので、電話で確認をして急いで向かった。
着くと、事前連絡を受けて 備えていたようで、マッサージ師さんがお香を炊いて待っていた。
「お仕事終わりですよね〜!駆け込んでくださってありがとうございます〜! 」
と温かな表情で言ってくれた。
いい香りと彼女の笑顔が結びついて忘れられない。素敵だった。
そこから施術にはいると、彼女はずっと驚いていた。
「お仕事、なにされてるんですか!?」
「結構限界でしたか!?」
思わず笑ってしまった。
私の身体はガチガチだったようだ(笑)
そういえば、前に事務職で座りっぱなしの数年間の内に行ったタイ古式マッサージ屋さんでも「人が耐えられるレベルじゃない痛みを抱えてる。来るの遅いよ!」と言われた。
あのときも思わず笑った。
どこのマッサージ屋さんに行っても、日々の運動はオススメされる。でも日常に取り入れるのが難しく、ずっとこのガチガチの身体と付き合っている。
走ったりとかジムへ通ったりだとか、そんな無理難題を言われたって、 うーーん、分かってはいるんですけど中々ね…としか言いようがない(笑)
だが、彼女は私のやる気スイッチを押した。
「ヨガとかピラティスとかどうですか?」 という話だった。
(なにそれ?と思った方はこちらへ↓)
それもまぁ、通うの難しいやつだな…と内心思った。そんな私の心を見透かしたかのように彼女は続けた。
「ジムとかだと通うの難しいし、ランニングなんて自分との戦いだからキツいじゃないですか…、だから、一旦 姿勢を整えるというか、 正しい姿勢を覚えにいく!みたいな感覚で行くのどうですかね!?」
私「正しい姿勢を覚えにいく…???」
「インナーマッスル!とか、体幹を鍛える!とか、ヨガもピラティスも もちろんYouTubeにやり方動画とかありますけど、人に教わる(見てもらう)方法でやらないと間違える可能性大なんです!だから!覚えに行くんです!」
「「覚えてしまえば1人でやっていいんです!」」
「「身に付けたら勝ちです!」」
「「正しい姿勢を掴んで クセ付けに行くんです!」」
(す、すごい熱量…)
でもそれは、私の心にすごく真っ直ぐに刺さった。
綺麗を保つこと、日々の運動なども 全て「継続」が大事になってくることが分かるから難しかったのだ。
目の前に見える「継続」の壁が高かった。
でも "一旦 身に付ける" という考えであれば、壁の存在を意識することなく取り組める。マジックである。まんまとかかった。かかることができた(笑)
そこから最寄りのピラティスを探し、運良く 素敵な教室を見つけて通うことを決めた。
楽しそうな私のツイートをご覧あれ↓
先生曰く、
「確かに継続は大事になってくるけど、身に付いちゃえば簡単!意識することは大事だけど、その意識だって根付くから大丈夫!」
だそうだ。
ピラティスの教室はどの壁も鏡になっているので、背中が曲がっていたり、前に倒れていたり、重心が後ろに行きすぎていたりすると、すぐに気付くことができる。
案外自分のことって分かってなかったんだな〜と知った。
知ることは良いこと。
まずは自分の何が歪んでいるのか、どの動きが苦手なのかを知るところからです!と先生も言っていた。
聞きながら(歪んでいるところ…性格かなぁ〜なんちゃって )とか思ってたんだけどね
ピラティスは思っていたより気張らずにやることができて、感覚でいうと「できるだけ綺麗な姿勢でいたいな〜」みたいな緩さである。伝わるのかこれ
心に溜まったモヤモヤを吐き出しましょう!
さあ!心を無にして〜!
浄化するように呼吸をしていきましょう!
みたいな、無理やりな綺麗さ(人工的な綺麗さ)とかが無い。
多分その感じが強かったらしんどかったと思う。
通っている教室の雰囲気がそうなだけで、ピラティスでもその感じが強いところはあるのかもしれない。
とにかく、通っているところの雰囲気が良いことだけでも伝わってくれたら嬉しい。
習い事をしている感覚で楽しむことができている。
あのマッサージ屋さんの彼女に感謝だ。
継続しなきゃ!の気持ちが強かったら、その気持ちを強く感じてしまっていたら、きっと私はいけなかった。
週に一度のピラティスが新習慣になった。
生活の中でも姿勢を意識するようになって、鏡を見ながら覚えた綺麗な姿勢を頭で思い浮かべて、自分の身体の重心と照らし合わせて、真っ直ぐ立つ。
できるようになってきた、ここ最近。
そうだ、これだ。
覚えて身に付けたら勝ちだ。
習慣にしてること というタグがnoteに上がっていたから 気になるものを読んでみたけど、(そして私も書いているけど、)私は「みんな熱量がすごいな…」と気が引けてしまった。
私には 「これを習慣にするぞー!」みたいな熱量がそんなに無いから。
もしかしたら、そういう明るい前向きな気持ちになることそのものが ちょっとだけ苦手なのかもしれない。
同じような人がいたら、別に習慣にしよう!という気持ちじゃなくていいんだと思うよ〜と私の気持ちを伝えたい。
なりたい自分があるなら、そのために必要なことを一旦やってみて 身につけてみよ〜っと みたいな感じで良いんだと思う。
苦しい ツラい部分があるなら、そんな私を救えるようなことを、ひとまずやってみるか〜ぐらいの気持ちでやってみたら良い。
習慣化できなかった。というオチが悪ではないから。
習慣になったらラッキー!ってことで
世界がこんな状況になったばかりのころ、みんなが一気にステイホームで出来ることを!といってアクティブなことをし始めていたことを思い出した。
あの頃、あのタイミングで新しいことを始められる人間たちを 「へー、すごいじゃん」 と嫌な眼差しでみていた。
あれは完全に嫉妬だった。
あれから長らくこの状況が変わっていない。
今から新しいことを始めたとしても、あのときすぐに動き出した人間たちとは同じにはなれない。
でもちょっとだけ、心のどっかで私が嬉しい。
同じになれたような気持ちになれる。
いつまでこの言葉が使えるのか分からないけれど「こんな状況だからこそできることを!」 ってやつをやってみたんだよ。
まあ、全然ステイホームな内容じゃないけど(笑)
わたしの『習慣にしていること』でした。
ピラティス良いよ、オススメ
2022.09.01
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