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【感想】さよなら歌舞伎町【激推し映画】

観ました。
彼氏に隠れてデリヘル嬢やってる韓国の女の子、ヘナと
デリヘル嬢スカウトマン×家出少女のカップルが私の中でのハイライトです。
すげえ泣いた。


日々生きる中で、どれだけの人が「俺はこんなところにいる人間じゃねんだよ」と悪態をついているだろう。
そしてその中でも、「本当は〇〇がしたい」という希望を持ち、そのために歩き出せる人はどのくらいいるだろう。

まさに「今はこの仕事をしているけど、いつかこんな風に暮らしたい」と夢を見ている私にとって、
ヘナと徹が
「私、本当はブティックをやりたいの」
「俺も、一流ホテルのフロントマンになりたいんだ」と言葉を交わすシーンは刺さるものがありました。
(私も!!!私もだよオオオォォォォ!!!!(;O;)(;O;)(;O;))(うるさい)

物語の軸となるのは、ラブホ店長の徹とミュージシャン志望の沙耶、韓国人のヘナとチョンス、強盗を犯し時効を待つ里美と康夫の3組のカップル。

ヘナとチョンス、里美と康夫はハッピーエンドなんだけど、
徹と沙耶は最後別れるんですよね(と私は思っている)。

おや?主演カップルがそうくるのかーと意外に感じたけど、
思い返してみれば
彼に内緒でデリヘルやってたヘナは、お客さんにすごい優しいんですよね。
お金のためイヤイヤ、という感じじゃなく思いやりを忘れないまま仕事をしてる(すごく天使)。

里美は犯罪を犯して身を隠しているんだけど、ラブホで遭遇しちゃった刑事に問い詰められて「私も彼と同罪よ。」とはっきり言いきるところに、罪を背負う覚悟が見えた。(自己犠牲や償いの意思ではなく、覚悟。というふうに私は感じました)

2人とも、暗い気持ちだけになっていない。前を見ている。

対して、レコード会社の人との枕営業がバレた沙耶は
最後に「いいじゃん、デビューできるんだし」と徹に言ってしまう。
強がりなんだろうけど、これって嘘というか、ごまかしですよね。

それは後ろ向きだよなあ、と。

そりゃあ決別エンドだわ、と。

あそこで「本当はすごく嫌だったけど、どうしていいのかわからなくなった。すごく後悔してる」というニュアンスのことを言えば仲直りエンドだったんだろうけど、そううまく立ち回れないのが人間ってやつさ…

そして2人は別々の方へと歩いていく。

う~~~~~〜〜ん
愛しさと切なさと心細さと~~~~~~~~~~~~~~~~~(;O;)(うるさい)

全編通して徹とヘナがメインぽくてあっちゃんの出番が思ってたより少なかったんだけど、最後の「どこ行くの?」のシーンはめちゃくちゃ良かった。
(敦子いい仕事するや~~~~~~~~~ん(;O;)(;O;)(;O;))(うるさい)

対比のように、時効がきて思っきし喜び合う里美と康夫の姿がとても印象的でした。

全編通しての名シーンはヘナとチョンスがお互いを許し合うところ。
詳しくは説明できないけれど、泣けるバスルームとだけ言っておこう。
ぜひ本編で見て…!!
胸が締め付けられるってこういうことだよ。

スカウトマンと家出少女の2人は永遠にイチャイチャしててほしい。

はい。というわけで、
「最近の自分、なんかダメだなー…」とか思ってる人
『さよなら歌舞伎町』ぜひ観てください!

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