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Domi&JDBeck @BLUE NOTE TOKYO(前編)

5月12日金曜日、ブルーノート東京にドミ&JDベックのライブを見に行ってきた!
彼らが来日したら必ずやライブを見たいと思っていて、関係SNSなど全てフォローして準備していたのだけど、チケット発売初日を見逃していて、希望日(最終日の2ndステージ)で残っていたのは6名ボックスシートのみ。誰かしら来たい人がいるに違いないと踏んでそのシートを押さえた。(ちなみに1日2公演×3日間の全てがソールドアウト)
金曜の夜のため、行きたいけど仕事が…と言って断られることも多くなかなか難儀したけれど、なんとか私と夫以外に4人来てくれる人が見つかり、ブルーノート東京ではド・センターとなるこのボックスシートで溢れる才能を五感に染み込ませることができたのだった。

ブルーノート東京に行ったのは今回が2回目。前回は今から10年ほど前だろうか。大御所ジャズアーティストのライブだったけど名前を失念。日本に里帰りした際に子供を実家に預けて夫と二人で出かけ、久しぶりの東京の夜の街とブルーノート東京の雰囲気に気分が高揚したことだけはしっかり覚えているのだけど。
しかしこれが初めてのブルーノートだったわけではない。私の初ブルーノートはNYだった。
その時の私は26歳くらいだっただろうか。女友達とのNY二人旅で思い切って訪れたブルーノート、演者はチック・コリアだった。どうやって予約をしたのかすらよく憶えていないが、ネット予約などはまだなかったと思う。初めてのジャズバー、NYの夜の街、チック・コリアの奏でるピアノ(ちなみにそのライブで若いベーシストだなと気になったその人はアビシャイ・コーエンだった)、飲んだのは当時流行っていたカクテル、コスモポリタン(もちろんSex And The Cityのアレです)…立派な大人になった今考えても最高オブ最高としか言えない。
ブルーノートNYはステージの真向かいの壁が鏡になっていて、それは演者たちが演奏のタイミングを図るときに鏡越しにアイコンタクトをとるためという話を聞いて痺れたのだけれど、本当なのかしら?

さてDomi&JD Beck、彼らの宣伝文句に必ず添えられているのが「Z世代のデュオ」「超絶テク」といった単語。
キーボードのDomiは2000年、JD Beckは2003年生まれ。生まれ年の数字だけ見れば若い!という感想しか出てこないのもしょうがないが、彼らのその「超絶テク」を見れば、若いとかそんなことはどうでもよくなってしまう。
なんだ、ただの天才じゃん!(ベタ褒め)ていうのが私の感想。

初めて彼らの曲を聴いたのはJWAVEから流れてきたアンダーソン・パークとの楽曲「take a chance」だった。懐かしいドラムンベースのようなビートに、サビのメロディーラインも新鮮さの中に懐かしさを感じるような。ここ数年で一番の衝撃のひと聴き惚れだった。
早速ググるとドラムとキーボードのデュオグループということでびっくりした。あのドラムンベースのようなリズムは打ち込みではなくてJDBeckの演奏によるものだった。
それからYouTubeで彼らのライブ映像を漁り、その度に感嘆のため息。すごいアーティストが出てきたぞと。

後編に続く


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