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ゼロ秒思考

即断即決。
これはビジネスにおいて非常に重要な行動だ。しかし、この行動を実践し続けられている人は多くはない。

この即断即決を実践し続ける方法は、ゼロ秒思考を身につけることだと著者は言う。

ゼロ秒思考とは何なのか?本書の内容を読み解いていこう。

ゼロ秒思考とは、文字通り即座に問題の本質を見抜き、それに対する解決策を見出す能力。しかし、即座に問題の本質を見抜くことは非常に困難。どのようにしてこの能力を身に付けるのだろうか?

答えはシンプル。常に考えを張り巡らせておくことだ。

もう少し具体的に言うと、常に考え続けるために、頭の中に浮かんだ情報を紙に書き出す習慣を身に付けるということ。

紙に書き出す?たったそれだけでゼロ秒思考が身に付くのだろうか?疑問しか湧かないだろうが、まさにたったそれだけでゼロ秒思考は身に付くのだ。

紙に書き出すということは、頭の中に浮かんだ情報を可視化するということ。人間は日々膨大な量の情報を頭の中で処理している。しかし、実際にアウトプットできる情報はごく一部であり、大半は忘れてしまっている。

一般的に頭が良いと言われている人たちは、浮かんだ情報をそのまま頭の中でフレームに落とし込み、情報を整理している。つまり、紙に書き出すという工程により浮かんだ情報を可視化したうえで整理できるようにし、頭の良いといわれる人たちと同等の情報処理を行うというわけだ。

非常に理に適った方法だと感じる。メモを題材にしたビジネス書は多く存在するが、やはり文字に起こすという行動は重要な方法だと改めて実感。

本書には、書き出す上で最良な用紙サイズや方法も細かく紹介されている。即断即決を極めたい方はもちろん、自分の考えを上手く言語化するのが苦手な方にもお勧めだ。

ぜひとも多くの方に読んで頂きたい。



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