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窓ぎわのトットちゃん、観た?

映画 窓ぎわのトットちゃん
未だ私は観てないのですが、
とてもこの作品に対しては思い出深い話があります。
この作品は初版1981年の書籍もあり長くの間ベストセラーになっている作品で私が高校生の時にも身近に本がありました。
私は最終学歴が県最下位クラスの公立高校、工業高校のデザイン科卒で高校を卒業したら働くと決めていたので高校生活は社会人になる為の充電期間として堕落した毎日を送っていました。
なので授業も実習といわれる、絵を描いたり物を作る授業以外の普通科目は全授業机に体操着を置いて寝ていました。
でも心配することはなくて生徒の大半は寝ていたのでどちらかというとマジョリティに属していました。
それが工業高校のいいところなのかなと思っていました。

そしてある日の授業で、
いつものように寝ていると近くで女子のすすり泣く声が聞こえたのです。授業では先生が黒板に文字を書きながら話をしている声が聞こえました。でもすすり泣く声は止まらず、ぐしゅ、ぐしゅ、か、感動した、、
みたいな内容の声が聞こえてきて先生がたまらず授業を止めてその子を注意しました『○○さん、どうしたんですか!?』と聞くと彼女は片手に本を持ち『窓ぎわのトットちゃん、いい話』と言いました。
そうです。窓ぎわのトットちゃんを読んで泣いていたのです。
さすがの先生もこれには怒れず、
普通科の高校なら怒られるのでしょうけど、
工業科の不良同然の子が窓ぎわのトットちゃんを読んで泣いている。これには先生も仕方ないなくらいの感じで、逆にほめるにあたいするくらいな感じで授業に戻りました。こういった的確な判断ができるのが工業高校の先生です。工業科、不良高校も捨てたもんじゃないという素敵な話でした。

今度の土日にでも
映画 窓ぎわのトットちゃんを観ようと思います。

次回は懐古ばかりしていても嫌われるので、
『ボウズにはさせない。アジ釣り必勝法』です。

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