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パトレイバーと攻殻機動隊

押井守作品が見たくてこの3作品をみたのですが、
攻殻機動隊 新劇場版に関しては押井守無関係でした。

Wikipediaより
Wikipediaより
Wikipediaより

結果、良い順番で観たなと思います。

最初に観たのがこちら。

パトレイバー2ですね。

光の表現とかがリアルというか独特で、
それ、逆に話の邪魔になるだろうって言うくらい光の入り方をリアルにしてたり、人物の顔に対して落ちる光の描き方がすごく印象的で独特の臨場感と人物のその時々の心情と感情が伝わる感じがしました。
画角に対しての構図も特徴的で構図でコミカルさを強調するとかサブ的なカットをわかりやく見せていたりとかとてもいちいち表現が良い意味でうるさいと言うか。観るシーン観るシーンが絵的にもかっこよく興奮できる映画でした。
あとパトレイバーをもっとロボットロボットしたのをイメージしてたのですが、アーマースーツの延長線みたいな物なんだなと。勝手にガンダム的な大きいロボットだと勘違いしてました。

続きまして、勘違いして観た攻殻機動隊 新劇場版。

こちらも良い映画でした。
音楽がコーネリアスさん、小山田圭吾さんでした。
オリンピックの時、炎上してましたがさすが音楽に関しては天才なんだと思います。
カッコよかったです。
アーティストの素行は極力表に出ないようにしてほしいなぁと個人的には思うのでした。
邪魔になるはなりますよね。
少年ナイフのトリビュート?リミックスオムニバスにある小山田圭吾さんの楽曲もむちゃくちゃカッコよくて好きです。
話の内容的にもとてもおもしろかったです。
タチコマが赤かったです。
タチコマのヴィジュアルだけ知っていたのですが、
はじめて声を聴いてめちゃかわいいと思うのでした。
エンドロールまで観て、
『あれ?押井守の名前ないじゃん!?』
と思い、調べたら押井守無関係の作品でした。
あわてて連続で間髪入れず次の攻殻機動隊 ゴーストインザシェルを観るのでした。

観はじめで、
あーこれだと思うのでした。
新劇場版を全部観た上でようやく押井守無関係と気づいたクセに、見始めでおーこれだと思った自分を殴ってやりたいですが、イノセンスとかのCMを観た時に感じた謎のひりつきまじりのドキドキを速攻で感じれるのでした。
光学迷彩のシーンの使い方を新劇場版とは見せ方が違い光学迷彩を安使いしてないというか。
やはりSF感のレベルが違うのかもしれない。
このゴーストインザシェルと新劇場版には20年も時代に差があるため仕方ないかもしれませんが、やはり昔に描かれたSFの方がよりSF感を感じる物だなと変な納得の仕方をしました。
新劇場版の公開された2015年はある程度一般人の目にも光学迷彩の実際の動画とかもネットとかで観れるようになっていた時代なのではないかなと。

街の描写がにおいがわかるくらいなリアル描写で、街のリアル描写があるのでさらにSFが強調され、自分が生きている延長線に物語を感じれてすごくワクワクと興奮がとまらないのだろうなと思った。
登場する人物もなまなましさをしっかり感じれる。生身が近い未来にこういう展開がおきる。
とかを妙にリアルに感じる。
今の時代にみると新しさと懐かしさを同時に感じる変な気持ちになる。
パトレイバーもそうだったと思うのですが、
遠い未来を描いてるわけでは無く並行世界の身近な未来を描いていると言うかむしろ今を描いている?
SFと今は隣接する?
と思ったり。
そこが尚更身近なSF、空想現実ではなく仮想現実感がますところなんだろうと思いました。


生身とは?
生身の人間の悩みと人工知能の悩みは
おのずと同じになる。
そもそも同じ存在しか存在しないとか。


とても面白いですね。
AIが発達してきて尚更面白い題材。
あながちな世界。



次回『半券を見ながら思い出を語る』です。

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