不器用に素直になってみた
私は、卒業シーズンに一番お世話になった先生に手紙を書いて渡した。
もちろん、感謝の手紙だ。しかし、内容は感謝だけではない。
先生に対する謝罪と文句、私の当時の心境、文句その2、そして感謝の内容が含まれた手紙を渡したのだ。
感謝の手紙なら、感謝の内容だけ書いて相手に幸せな気持ちにさせて、終わり良ければすべて良し!な内容であるべきであろう。
ただ…
私という人間は筋金入りの天邪鬼である。ということは、感謝オンリーの手紙を書く私なんて全くもってらしくないのだ(面倒くさい奴)!!!
じゃあそれ感謝の手紙じゃねーやんとなるが…いや…だよね。
あれ、なんの手紙だろう???私なんの手紙を渡したの(混乱)
い、一応感謝の手紙を渡したつもりだったのだ。ほんとだよ(;´Д`)
…とまあ、天邪鬼な私が、頑張って手紙の中だけ素直になってみた結果、あの手紙が出来てしまった。
リアルだと、私は先生から指導を受けている時以外、つんけんした態度をとっていた。
一方、手紙の内容を考えていた時は、ずっと泣いていた。どんな気持ちで泣いていたかと言うと、「申し訳なさ」「後悔」「寂しさ」「尊敬」「感謝」と、5つの気持ちが混ざっていた。
今思うと、感謝というより、謝罪に近かったのかもしれない。
感謝はいつでも言えるけど、謝罪は何かのタイミングがないと絶対に言えないことだと思うから。
今後も関わりたいと思う相手であったからこそ、不器用でも素直になって謝ることをしたのかなとも思ったり。
とにかく、手紙で伝えてよかったなと思ったのでした。またどこかで会えた時、もう私はつんけんしていないかは、分からないけどね。
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