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戦う
「あなたは本当にこれでいいの?」
と、弁護士に頼んで、探偵を張り付けて、真意を訊き出したいくらいだ。
この結末にあなたは納得しているのか――と。
パリ五輪を辞退した体操・女子の宮田笙子のことである。
行動と気持ちがピタりと一致しているのならば、外野がとやかく言うことではない。
しかし、そうでないのならば戦って欲しい。いや、少しでも違和感を感じているのであれば、戦わなければいけないシチュエーションなのではないかと老婆心ながら思う。
一途に努力し続ける4年は長い。
「あの時の本当の気持ちは……」
と、4年後、8年後に告白されても、情を寄せ切れない。
宮田自身のことを踏まえても、どうしてその時に訴えなかったの?何故、全盛期の技量を取り戻せなくなってから声に出すの?と、自己責任が、間違いなく発生してしまう。
だから、行動と気持ちがピタりと一致していない=「○年後の独白」に、なってしまう可能性が1%でもあるのであれば、優等生クソ喰らえで抗っておいた方がいいと思う。
先日、パリ五輪が開会したということで、「ついこの間、東京五輪だったよなあ」と、しがみ過ぎてヨレヨレに伸びてしまったゴムのような時間を過ごしている。
スポーツが好きだった若かりし頃のことを考えると、現在第一線で活躍している選手たちの名前が、本当にわからなくなってしまった。もちろん、日本代表には頑張ってもらいたい気持ちはある。
東京五輪時もホームレスだった手前、「コロナ禍?は?!」と思っていたので(能々と生きてりゃいいってもんじゃない)、五輪を中止・延期に追い込もうとする勢力――ようは世間全般――をぶっ飛ばしてやれと、選手たち全体に向けて思っていた。
だから、今回は、宮田を応援しようかなと思っている。
日本代表の全選手を袖にして、宮田を応援――宮田が、今回の顚末をCAS(スポーツ仲裁裁判所)に提訴したのならば、全選手を脇に置き、宮田を応援しようかなと思っている。
派閥分けする必要はないのだけど、「ひろゆき」ではなく「ホリエモン」派だった。
合わない考え方もあるし、口は汚いけど、ホリエモンは戦っている。ポジティブを積み上げていく過程で、軋轢(ネガティブ)を生じさせている。人、人、人……それぞれ違うから。
だから、今回、初めてひろゆきさんのことを好きになったと言えるかもしれない。
肉を切らせて骨を断つ。
自分の肉が切られたとしても宮田を守りに行く――馬鹿にするようなコメントが群がっているのを見て、自分の中でひろゆきさんの好感度が上がったのだということを確信した。
宮台真司氏も同じ気持ちになったのではないかと勝手に思っている。
戦うことに、男女は関係ない。
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