たまごのお帽子をかぶったホットサンドと肉のせご飯

画像1 だいたい、自分はなにかと料理に目玉焼きをのせたがるので、クロックマダムも大好物だ。それに、クロックムッシュのような由来を巡る嫌な曖昧さもない(日本語wikiでは他言語版にない怪しげな由来の記述がある一方、仏で定番のネタや語源情報が無視されてる)。ただ、半熟でも堅焼きでも目玉焼きをのせたサンドは大変に食べづらく、ナイフとフォークを持ち出すか、パンをむしり卵にひたしつつ食べるかの二択となる。まぁ、伊丹十三じゃないし松田優作もいないから、半熟の黄身をちぅちぅ吸うなんてできないんだけど、いつかやってみたいかな。
画像2 ひき肉と野菜の炒めは、ご飯にのせただけでも立派な食事として成立する。それは重々承知している。しかし、その上で俺は目玉焼きの帽子をかぶせたくなる。無帽無冠では外出しなかった、かつての紳士淑女のように、ひき肉炒めご飯の一族もまた、目玉焼きのお帽子をいただいてこそ、はじめて料理として完成するような、そのぐらいの気持ちはある。でもまぁ、ひき肉炒めご飯って、残り物をちょいと温め直してぱっぱ食べるんだから、手間かけられないのもわかる。わかるから、かけられるならひと手間かけたい。それこそ部屋着と外出着の違いなんよ。

¡Muchas gracias por todo! みんな! ほんとにありがとう!