8月のある日。東京に戻って荷ほどきをしていると、猫の毛がどの荷物にもくっついている。昨年末に実家にやって来た飼い猫の毛だと気づく。 先月の帰省で、どうしたものか自分の旅行カバンがお気に入りの場所になり、開いた状態のカバンの中に鎮座し、荷物の匂いを嗅いだりかじったり、爪でガリガリ爪研ぎしたり、くつ下を丸めて作ったボールをコロンコロンと転がして遊んだり、脱いだ裏返しの片方のくつ下を嗅いだり、でこぼこした旅行バックの中で気持ちよさそうに寝ていた。 寝室にし
ある日、朝食はパンケーキにしようと約束してたくさん焼いた。うれしかったのか甥と姪は5枚と4枚を皿に乗せた。バターを塗り好きなシロップをかけて食べ始める。食べれると思った量より1枚ずつ残したねと甥が言った。残りの粉で、翌日はおやつに小さくたくさん焼いておいた。迷わず5枚皿に乗せた。
先日、野菜があったので夕飯に天ぷらを揚げた。じゃがいもとアスパラガスとしいたけの天ぷらと、玉ねぎとにんじんと三つ葉と干しえびでかき揚げにした。 天ぷらを揚げていると、家に残っている食材をいろいろと揚げたくなる。揚げていると水分が出る食材は油がバチッとはねるので天ぷらに向いた食材を探す。 新しょうがが残っていたので千切りにしてかき揚げにしようかと思ったり、さつまいもの天ぷらにしょうゆをぼたぼたかけて食べたかったけれどじゃがいもしか無かったので、この日はじゃがいもの天ぷらに
くらもちふさこさんの漫画で、外にいる猫が気持ちよさそうに寝ている場所の下に水脈があると知った。過日、実家で昼寝していると、枕の上の少しのすき間でねこも昼寝するようになった。起こさないようそっと起きるが、どうやら一緒に昼寝したいらしい。この世の平和で“ねこと昼寝”は至極。ピンぼけ‥
実家と思ったら、同じ地域で見学が出来る家だった。姿が似てる。昔ばなしに出てきそうな実家だが好きだ。何百年も経って土台が朽ちて、茅葺きも暴風雨で茅が飛ばされたり雪の重みで形が変化する。葺き替えるとなると職人を他県に頼み費用がもの凄い。建物がよい形で残ってほしいと考えると心がゆらぐ。
気に入っておやつに袋買いをしていた某パンメーカーのたくさん入っている揚げないドーナツが全てのお店から無くなった。入荷すると割とすぐに売り切れるので、自分以外にも購入していた人がいたはずだ。 粉もんの食べものが大好きだけれど、毎年受けている検診が近いので控えている。2、3ヶ月では付け焼き刃かもしれないが、ふだんより意識して控えているだけで、体重もいくらか減ってからだが軽くなった気がしている。 買っていた焼きドーナツは、カロリーは低いのに物足りない感じはなく、ドーナツを食べ
今朝の夢、覚え書き。白い壁の1Rマンションのような部屋に大中小の大きさで色とりどりのたくさんの亀と自分がいる。床に亀がいると端で立っているしかない。亀は壁や天井のそれぞれの場所に自由に移動してゆったりしている。床が空いて座れた。さて、この亀は何を食べるかなとエサのことを考えて‥。
こどもの頃、歩き遠足は近くの海だった。小学生の頃はクラスでも身体が小さいほうだったので、海までの砂地の道は歩きづらく、歩いても歩いても目的地に着かなくて途中で泣きたくなった思い出がある。 日本海と陸奥湾と太平洋に囲まれた故郷の海は大間産のマグロでもよく知られているが、雪国で厳しい冬ではあるけれど寒いからこそ身が締まり油の乗ったおいしい魚が育ち、海の幸に恵まれている。 成人を迎えた頃、帰省すると同級生や幼なじみの友達と集まるとジープで近くの海まで出かけた。海には入らず、海
この2日間、気温25度で汗ばむ一日だった。4月に7月の暑さだとテレビのニュース番組で話していて、去年の猛暑というか酷暑が思い出された。 去年の東京は141日も続く夏日だった。梅雨らしい梅雨もなく夏が始まり、9月も夏のように暑いままで、もしかして10月もこのまま暑かったらどうしよう‥と思ったら急に秋になった。 余談ながら、大好きな作家の庄野潤三さんに「インド綿の服」という作品がある。足柄山に家を建てて移り住んだ長女のご一家の七年間の物語が綴られている。庄野さんの奥様が離れ
昔、大人の家族のそばに行くと湿布の匂いがした。祖父の凝った背中に乗って踏みふみと足でマッサージをした。手の届かない位置に貼った湿布を剥がしてくれと父に頼まれるのが思春期の頃はうざったく感じた。時々タイガーバームの蓋を開けて匂いを嗅いだ。すっかり今は自分からほのかに香る湿布の匂い。
近くの公園へ桜を観に行くと、その先に紫木蓮が咲いていて目を奪われた。祖母が好きな花だ。自分の部屋から裏庭が見えて目の前に生えていた木だった。外側が紫で内側が白い花。和名のシモクレンも、洋名で木蓮をマグノリアと言うのもいい。花言葉は「自然への愛」「恩恵」。歳を重ね、この紫色が好き。
晴れていたが、夕方に雨が降り出したら本降りになった。折り畳み傘を開くと、すぐ後ろに小学校低学年ぐらいの女の子が濡れて歩いている。同じ方向を歩いていたので、よかったら入りませんか?と言って相合い傘をした。カメラを服の中に隠してるんだと教えてくれた。気をつけて帰ってねと笑顔で別れた。
3月31日は7月の暑さだった。半袖で歩いている人や、小さなこども達が海に入ってはしゃぐニュース映像が流れていた。八百屋で前日に何となくレモンを買った。いつもは麦茶やウーロン茶を作って食事のときに飲んでいたが、暑い日だったからレモン水を作った。水が甘く爽やかで、ごくごく飲んでいる。
アメリカに20代で渡った友達のアメリカ人の奥さんからときどき動画で届く娘さんのバレエのレッスン姿。命名に良い画数はどれか教えてと、届け出に行く前だよと日本は真夜中に連絡が来た。伝えたお名前になった女の子の成長を見れてうれしい。この間まで可愛いだったバレエが美しいに変化していた💖
花束をもらう夢を見た。全方位から花束を抱えた人がやって来て渡してくれる。それぞれに違う素敵な花束だった。人生でそんなにいっぺんに花束をもらったことがないから、夢から覚めたあとも不思議な感覚が残った。寝ぼけ眼で夢占いを調べてみたら吉兆の兆しと知り、逆夢でなくてホッとして二度寝した。
地元紙に号外が出たそうだ。尊富士が初優勝を果たした。きのうの怪我の状態は酷く、伊勢ヶ濱親方の話しでは相撲がとれる状態ではなかったそうだが、最後まで前に出続ける力強い相撲だった。春生まれで名前に桜がつく甥はきょうが誕生日だった。家族と応援している力士のことで喜びが重なる日になった。