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2020年のまとめと、2021年

2021年がはじまった。

2020年、とことんマイペースに歩み続け終わった結果、「振り返り投稿」も「あけおめ投稿」もすっかりタイミングを逸して、ほんとうに近しい距離の友人にだけ年賀状を出し、わたしの2021年はひっそりとはじまった。(でもそれでいい)


思えば、2020年は、うちにこもった1年になった。いろんな意味で。

もちろん、こんな社会情勢もあるのだから「うち(家)」に籠るのは当たり前だったわけなのだけれど、なんだか輪をかけてとことん自分の好きなものや家にこもった日々だった。20代に活躍した社交性はどこへやら。でも、そんな2020年を経て、自分のことはちょっと好きになった。

人に会うことに救われ、希望を得て、新しい世界をとことん覗かせてもらった20代だったわけで、もしこのnoteを見てくれている人がいたとするならば、その人だってどこかの素敵なご縁がまわりまわってつながって出会っている。だからもう、周りの素敵な大人たち(だいたい私の周りにいる人は100%魅力いっぱいな大人だ、その自信がある)には、してもしきれないほどの感謝があるし、ついでにその人たちに連日連日貪欲に出会いに行った20代後半の私のガッツとパワーには、今の私としては尊敬の念すら覚える(今はもうできない)。

人生にはタイミングがあるものなので、もうお腹いっぱいだけどまだ美味しいご馳走があるから食べ続けたいし食べ続けられちゃうような日々もあれば、とにかく溜め込んだものを一つ一つ並べて丁寧に見直してサイズダウンしていく時だってある。これを読んでいる人はさて、どんなタイミングでしょう。わたしは、抱えてきたものを全て一旦道の脇に全部置いて、ぴたっと止まってそこから自分の中を掘り込んでいったような感覚でした。

いろんな生き方をする人と会い、それはもう各々の好きなことややりたいことをそれに溺れそうになるくらい知ることができた。だからすごく嬉しいと同時に、もっと自分の好きも見つけて、深堀したくなっていた。誰かの評価バイアスに影響されやすいのは知っているから、SNSでの発信は最小限におさめている。知人の前こそ、"きれいに"見せたいという邪心がひょっこり顔を出すから、なんかまだうまい表現方法が浮かばない。でもまたいつか、外に向けて表現したくなった時に、共感の波を生み出せたらいい。それまでは、しばらく自分の中の濃度を上げていくことに時間もパワーも使いたいと思う。

しばらく会っていなくても、そんな積極的に連絡を取らなくても、関わったひとのことは心底愛を持って大切な友人だと思っている(と信じてやってください)。だから、おおっぴらに発信もしないし、連絡もそんなに自分からはしないと思うけれど、いつかまた掘り起こしが終わった時に仲良くしてほしい。自分の友達には、なんだかそう思ってしまうのでした。

だから、これを読んでくれる私のリアルな友人に幸あれ。
自分らしく、それぞれの好きを追求しながら、オリジナルなペースで日々を歩みましょう。
世界がもう一度開けてきたら、ゆったりしたペースで会えることを楽しみにしています。


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▼備忘も兼ねて、2020年のハイライト

1月 3年働いた前部署のラスト。
本業の会社にて異動前の最後の仕事に奮闘。新サービスの導入の引き継ぎにエネルギーをかけていた。なんか毎日謝っていた気がする。あんまり記憶がない…。

2月 2週間弱の有給で一休み。石垣島へ。
勤続10年になったのでワガママを言ってちょっと長め有給。
ほぼノープラン石垣島をのんびり謳歌。現地の友達もできました。今日どこに行こうかなぁとフェリーに乗る気まますぎる日々。西表、竹富、小浜島へ。小浜島の「はいむるぶし」最高だった。
あと、東京の西側から東側へ30年生きてきて初めて引っ越し。蔵前住まいになりました。

3月 新部署へ。
マーケティング/ブランディングの部に異動してWEB担当を拝命。気がつけば一番やってみたかった仕事内容へチェンジ。部署は家族みたいで、みんな大好き。

4月 ステイホーム。
家ご飯にはまる。ホットクックを使ったお手軽本格料理から、燻製、ホットプレートなど、おうちのご飯がどんどん楽しく。「ハナマサ」ヘビーユーザーになる。あと、YouTuber竹脇まりなさんのエクササイズを中心に、YouTuberを見漁る。

5月〜7月 CMO講座。
オールオンライン講座のCMO講座を受講。15名ほどだけど、なんと、バンコク、福井、千葉ともう全国海外それぞれからの受講者とともに、マーケティング/広報/WEB全般の実務知識をつけていく。実務知識をベースにしながらも、自分のオリジナルサービス開発がセットになっているので、自分が生み出したいサービスをとことん向き合った日々でもあった。この時は芽がなかなか出なかったけど、ここで培ったノウハウが、半年後くらいに生きてきた。代表の池ちゃんには心底感謝。いつも思うけど空気感と切れ味の良さを併せ持ったところが好き。

7月 ナムフォト実証実験withチームファンタジスタ
"写真心理学を使ったオンライン型グループコーチングサービス"「ナムフォト」を実際に組織で使ってみたら?の体験に参加。
写真というその人の心や視点に近いアウトプットを軸にコミュニケーションをとる、ちょっぴり新鮮で終わった後には1段階深く相手と自分を知れる、そんな体験。毎日写真を撮るというアクションが生活の中に増えると、自然と自分の感性に敏感になる。周りとシェアすれば周りの素敵なポイントも見つかる。貴重な体験でした。

8月 「赤い月珈琲」出店サポート
熊本・天草の珈琲ブランドを神谷町へ出店。「赤い月珈琲」の出店をぼうちゃんとサポート。都内に1店舗店を出す、という経験の一部を担わせてもらった。でもやっぱり最後はお店は、そこに働く人が空気を作ることを実感。
このタイミングで、初めて個人事業主としても登録。屋号は「Sparkle」にしている。人の輝きやきらめきを生み出す存在でありたいという願いを込めて。ここからもっと、この目標を広げていきたい。

9月〜10月 JTBさまのメディア「ふるぽ」「ふるさとLOVERS」取材&記事執筆
初めての「トリップライター」仕事。(感謝でしかない)
初の取材で2回箱根へ。でもやっぱり調査よりインタビューが好きだ。
「旅しながら仕事をする」がしたいんです、と数年前に言っていたことを尊敬する友人が覚えていてくれ、新しい案件をプレゼントしてくれた。「言えば叶う」と思ったし、時により時差で叶うから、未来のためにボールを投げ続けたい、と思った。
あと、本業の会社が10時-17時の時短勤務へ。ここから徐々に働き方を変えていく。

10月〜12月 「クリスマス」企画の準備。
本業の会社にてありとあらゆる企画チーム、クリエイター関係者とのプロのこだわりに日々触れる。経験したことのない大型企画に震えた。大きなものを実現するって、決してすごいことじゃなくて、小さなことの積み重ね、ということを身をもって知る日々。前よりちょっとだけ、自分を信じて発言するという度胸がつく。

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振り返れば、わたしにとっては「止まっていた」そして周りとの接点を減らしていた日々。
外に出るたびに思っていたのは、ずっと何者かになりたかったということでした。今の自分じゃない、もっと素敵な自分じゃないとダメだと思っていたから。まわりのキラキラしたものに目がくらんで、足元が全然見えていなかった。だからこそどこか日々がぐらついていた気もする。

2020年を経て、特別な何かにならなくていいんだということに、マインドを変えることができました。それが、一人の時間が増えたからなのか、年齢的なものなのか、タイミングなのかははっきりとわからないけれど。

私のいいところは、出会った一人一人を愛をもって大切に思い、その人たちにちょっとした前向きさと楽しさを与えること。そして感性を大切にした華やかなときめきも提供したり、一緒に体験したい。もっとシンプルにそぎ落として、特別な誰かや何かを目指さず、自分の中を濃くしていくような、幸せの時間を少しずつ増やしていくような、そんな日々の重ね方ができたら。

そんな私と関わりたいと思ってくれる人がいたら、こんなに幸せなことはないでしょう。

2021年も、よろしくお願いします。

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